2022年7月7日、韓国・ニュース1は「今年5月の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の就任式で韓国空軍の戦闘機が竹島上空を飛行する映像が上映されたことについて、日本政府が韓国政府に抗議していたことが分かった」と伝えた。

就任式の映像には、韓国空軍の戦闘機が竹島上空を飛行する様子と「大韓民国の空と宇宙を守る強い空軍として任務完遂に最善を尽くすことを約束する」との音声が収められていた。

韓国外交部当局者は7日、日本政府が映像上映後に駐韓大使館などの外交ルートを通じて韓国側に抗議してきたと明らかにした。

日本政府は「竹島は1905年に島根県に編入された日本の領土であり、韓国が不法占拠中だ」と主張している。

日本側の抗議に対し、韓国政府も「独島（竹島の韓国名）は歴史的にも地理的にも国際法的にも明らかな韓国固有の領土だ」と反論したという。

外交部当局者はこの日も「韓国の領土主権に対する日本側の不当な主張は受け入れられない」とし、「韓国政府は独島に対する日本のあらゆる挑発に対し断固とした対応をしていく」と強調したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「こんな日本と関係改善なんて無理」「独島問題で挑発し、慰安婦や徴用工問題を否定する日本に対しても、韓国政府は先制攻撃を宣言するべきだ」など日本への批判的な声が上がっている。

また「なぜ2カ月も隠していた？日本が怖いのか？」「独島に関して少しでも日本に弱気な態度を見せたらすぐに大統領を弾劾する」など、韓国政府への厳しい声も。

その他「かつては反日が韓国の政治家の人気手法だったけど、今は反韓が日本の政治家の人気手法になっている。それだけ韓国が気になるということ」との意見や、「対馬も韓国の領土」「対馬も一緒に映すべきだったのに」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）