中国の軍艦が日本周辺を航行、専門家「われわれの目標は…」―中国紙

Record China    2022年7月8日(金) 7時0分

拡大

7日、環球時報は、中国の軍艦が日本周辺を頻繁に航行していることについて、中国の専門家が「われわれの目標は遠洋、遠空だ」と述べたことを報じた。中国の海警船。

2022年7月7日、中国紙・環球時報は、中国の軍艦が日本周辺を頻繁に航行していることについて、中国の専門家が「われわれの目標は遠洋、遠空だ」と述べたことを報じた。

記事は、日本の防衛省統合幕僚監部が5日、同日午前4時ごろに宮古島の北東約120キロメートル海域で中国海軍の「東調」級情報収集艦1隻が北西方向に航行しているのを発見、同艦がその後東シナ海に向けて航行したのを確認したと発表したことを伝えた。

また、岸信夫防衛相が同日、中国海軍のフリゲート艦1隻が4日午前7時44分ごろに尖閣諸島の接続水域を通過したことを発表し、中国の船が尖閣諸島の接続水域に入るのは2016年、18年、そして今年6月に続いて4回目であること、先月から今月にかけて中国やロシアの艦艇が頻繁に日本付近海域を航行するようになっていることを日本メディアが報じたとしている。

その上で、中国の軍事専門家・張学峰(ジャン・シュエフォン)氏が中国海軍艦艇による関連海域での行動について「正常な演習、訓練活動。国際法や各国の軍事慣例に合致しており、関係国が過剰に反応するには及ばない」と語るとともに、5〜6月は各国の軍事訓練が活発になる時期であるとし、その例として日本が6月に自衛隊艦船のインド太平洋巡航を開始し、米国も西太平洋で「勇敢な盾」演習を組織するとともに、6月29日から環太平洋合同演習(リムパック)を開始したことを挙げたことを伝えた。

さらに、同じく軍事専門家の宋忠平(ソン・ジョンピン)氏が「日本周辺海域は遠洋ではなく、中国の艦艇にとっては近海での活動に過ぎない。日本周辺の航行自体がわれわれの目標ではない。われわれの目標は遠洋、遠空だ。中国の艦艇が日本周辺を航行するのは、日本の地理的位置が特殊であり、東進して太平洋に出るためには日本周辺の水道や海域を通過しなければならないからだ。われわれの空母や大型水上艦が近海にとどまり続けるということはありえない。もし日本周辺で威嚇行動を取るだけだと思っているのなら、それは中国海軍、空軍の発展を見くびっている」と解説したことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携