和服を着て、すしを食べる……中国の時代劇ドラマがまるで日本の大河ドラマ!―中国メディア

anomado    2022年7月5日(火) 20時0分

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中国メディアの観察者網は4日、「和服を着てすしを食べる…中国時代劇はなぜ日本の大河ドラマになってしまったのか?」と題する記事を掲載した。

中国メディアの観察者網は4日、「和服を着てすしを食べる…中国時代劇はなぜ日本の大河ドラマになってしまったのか?」と題する記事を掲載した。

記事は、6月24日に配信が開始されたコメディータッチの時代劇「我叫劉金鳳」について、「まるで偽物の時代劇を見たかのようだ、と視聴者を大いに失望させている」と紹介。その原因は衣装から食べ物に至るまで、日本の大河ドラマのような雰囲気があるからだと指摘した。

同作は美男美女による普通の時代劇ではなく、コミカルな内容やお笑い芸人出身のユーモアあふれる女優のキャスティングが一味違うとして、配信前には多くの視聴者が期待を寄せていたというが、ふたを開けてみると注目を集めたのは衣装や小道具だった。

記事は、「同作はフィクションとはいえ中国の時代劇だ。にもかかわらず、作中の男性が身に着けているローブには、古代中国の皇帝のローブによく見られた竜の刺しゅうはなく、代わりに日本の象徴とも言える桜の刺しゅうが施されていた」と指摘。また、帽子についても「日本にしかない垂纓冠(すいえいのかん)にそっくり」とした。

ヒロインの衣装についても「異国の雰囲気があり、基本的には和服のコピーだ」としたほか、「注意深いネットユーザーは脇の下に隙間が空いているのを発見したが、これは和服の特徴でもある『八つ口』である」と指摘。さらに、ストーリーが進むにつれてヒロインがすしを食べるシーンまで登場したといい、「視聴者に訪れる場所を間違えたかのような錯覚を起こさせた」と評した。

記事によると、中国のインターネット上では同作をきっかけに「倭(日本)を華(中国)の代わりにする」ことへの問題提起が相次いで行われ、他の作品にも影響を与えている。ウー・レイ(呉磊)とチャオ・ルースー(趙露思)が主演する待機作品「星漢燦爛」のポスターでは、衣装の帯の結び目が和服のそれと似ているとして批判の声が上がり、関連の画像が削除される事態になった。

星漢燦爛

また、複数の芸能ブロガーによると、待機中の時代劇ドラマは作中に日本的な要素がないかそれぞれ「自主審査」を行っているという。

記事は、日本風取り締まりに強く期待するネットユーザーがいる一方で、こうした風潮を過剰反応だと受け取るネットユーザーもいると説明。「我叫劉金鳳」が「倭が華に取って代わる」や「(日本の)文化の侵入」に当たるかは議論の余地があるとしつつ、「衣装のディテールについては重視する必要があるのは確かだ」と指摘。例として、過去の作品でも中国にはなかった日本独特の建築様式をそのままコピーして登場させた例があったことを紹介した。

その上で、「時代劇は中国の伝統文化の重要な表現形式の一つであり、その影響力は海外にも波及している。すべてのジャンルの中でも時代劇は海外で人気であり、中国を表現する重要な媒体でもある。こうした背景の下では、時代劇は単なる娯楽コンテンツではなく、中国を語る使命を担っている」と指摘。上述の衣装の問題からは、「制作者が厳格さを欠き、中国の伝統文化を深く理解していないことがうかがえる」とした。

そして最後に、「時代劇に登場する王朝は架空のものでも構わないが、中国風の審美は簡単に改ざんしてはならない。次に中国風を掲げて時代劇を制作する時には、制作者はまず歴史の先生を数人呼んで授業をしてもらった方がよさそうだ」と論じた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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