鳩山元首相「積極的平和主義は真の平和をもたらさない」「安倍首相は偏狭」と批判―中国メディア

Record China    2014年6月16日(月) 11時2分

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14日、「第3回世界平和フォーラム」に出席する予定の鳩山由紀夫元首相は新華社の取材に対し、「安倍首相の進める積極的平和主義は偏狭な思想だ」と述べた。写真は南京事件の記念館に設置された鳩山氏の揮毫。

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2014年6月14日、北京で開かれる「第3回世界平和フォーラム」に出席する予定の鳩山由紀夫元首相は新華社の取材に対し、「安倍首相の進める積極的平和主義は偏狭な思想だ」と述べた。新華網が伝えた。

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世界平和フォーラムは清華大学が主催するもので、鳩山氏は3回連続でゲストとして出席する。鳩山氏は、先日シンガポールで開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)では安倍首相が中国脅威論を喧伝したとして「価値観の違いで自他を分ける思想に基づく集団的自衛権の議論は、対話をしているのではなく徒党を組んでいるにすぎない」と批判した。

また、鳩山氏は「いわゆる価値観で分類し、異なる価値観の国を脅威とみなして武力で抑えこもうとする考えはとても偏狭だ。集団的自衛権の行使は戦争への道を開き、米国などとともに戦争に参加することになる。日本が平和主義を捨てることは、国の宝を捨てることを意味する」と述べた。

鳩山氏は、安倍政権は米国の真の戦略を読み誤り、日米同盟重要性を繰り返せば米国の歓心を買うことができると思っているが、米国にとって中国の重要性は高まるばかりだと述べ、「アジアの『運命共同体』につながる道で、まず隣国への嫌悪感を互いに克服し、国民感情を改善すること。国民感情の対立の原因は歴史の残した領土紛争などの問題だ。歴史的事実の中から解決案を見つけ出さなければならない。特に日本には歴史的事実を正視する勇気が必要だ」とコメントし、「日本には私のような人がたくさんいる。多くの日本人が中国との関係を良くしたいと願っている」と語った。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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