「中国人カメラマン同行」で批判の的に、ニウ・チェンザー監督が心情激白―台湾

配信日時:2014年6月15日(日) 16時0分
「中国人カメラマン同行」で批判の的に、ニウ・チェンザー監督が心情激白―台湾
画像ID  425298
14日、映画「軍中楽園」のニウ・チェンザー監督が、世間の批判から一度は撮影をやめようと思ったという心境を語った。
2014年6月14日、映画「軍中楽園」のニウ・チェンザー(鈕承澤)監督が、世間の批判から一度は撮影をやめようと思ったという心境を語った。聯合報が伝えた。

その他の写真

映画「モンガに散る」などで知られるニウ・チェンザー監督。昨年6月、最新作となる「軍中楽園」のロケ地を決めるため、スタッフを連れ総勢23人で台湾・左営にある海軍基地を訪問。この時、中国籍カメラマンが交じっていたことが後で明らかになった。台湾の軍事施設では、中国籍の人物は立ち入り禁止となっている。この行為は「要塞侵入罪」に抵触するため、ニウ監督および同カメラマンが違反容疑で高雄地検に送検された。 今年3月には高雄地裁で行われた裁判にニウ監督が出廷。「無知で向こう見ずだった」と罪を認めている。

「軍中楽園」はすでに完成し、台湾で今年9月5日に公開予定。14日、メディアのインタビューに答えたニウ監督は、「一度は撮影をやめようと思った」と心境を語った。騒動が起こった当時、世間からの批判の声はあまりに大きく、映画の投資側から次々に撤退を申し込まれ、製作会社からも中止を打診された。しかし、スタッフの努力を無駄にしたくない思いと、自分の父親世代に存在した「軍中楽園」の話を世に送り出したい思いで、続行を決定。自身の住まいも抵当に入れ、金策に奔走したと語っている。

今回の事件および裁判を経験し、「人に何を言われても、『修行』と思い受け入れるようにした」と語るニウ監督。激しい性格と、現場では厳しい監督として知られる彼だが、プロデューサーのリー・リエ(李烈)氏は「人が変わったようだ」と語る。「非常に謙虚で、現場で人に怒ることがなくなった」と話しており、今回の事件が与えた衝撃の大きさを示している。

「軍中楽園」とは「軍中特約茶室」とも呼ばれ、国民党軍の中にかつて存在した兵士の慰安所を指す。9月公開の映画には、「モンガに散る」の俳優イーサン・ルアン(阮經天)、女優アイビー・チェン(陳意涵)、中国の演技派俳優チェン・ジェンビン(陳建斌)らが出演している。(翻訳・編集/Mathilda
最新ニュースはこちら

SNS話題記事