韓国料理チェーン店が「食べログ」に勝訴「違法に評点を下げた」=韓国ネット「韓国でも問題」

Record Korea    2022年6月17日(金) 18時20分

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16日、韓国メディア・JTBCは、「日本で韓国料理チェーン店が評点をめぐり訴訟を起こした」と報じた。写真は焼き肉。

2022年6月16日、韓国メディア・JTBCは、「日本で韓国料理チェーン店が評点をめぐり訴訟を起こした」と報じた。

記事によると、東京地方裁判所は同日、日本で韓国料理チェーン「KollaBo」を運営する韓流村が、飲食店案内サイト「食べログ」の運営会社・カカクコムを訴えた裁判で判決を下した。裁判所は原告側の主張を認め、カカクコムに3840万円の賠償を命じたという。

食べログは日本最大の飲食店評価・予約サイトで、ユーザーらの採点を基に月に2回ほど評価を更新している。ここでは一般的に評点が3.5点以上だと上位3%圏内の「おいしい店」として評価され、3.0点台になると下位30%圏内と認識されるとのこと。

「韓流村」社長の任和彬(イム・ファビン)氏によれば、元々同社が運営していた韓国料理店の評点は3.5点台に達していたが、19年5月に突然3.0点台に急落。他社のチェーン店についても同様の傾向が見られたという。任社長はこれが原因で利用客が激減したとし、「食べログにおいてアルゴリズム(計算手法)の変更により評点が急落したのは、飲食店の公正な競争に悪影響を及ぼし、独占禁止法に違反する」としてカカクコムを訴えていた。

また任社長は、同店は韓国でも有名な豚足店やソルロンタン店などとも提携して日本に進出しているため、「評価が低いとその店の方々にも迷惑をかけると思った」とし、「韓国料理店だから差別を受けたとは考えなかったが、チェーンだからという理由で差別される状況はあってはならないと思った」と語ったという。

記事は、「日本では評価サイトのアルゴリズムをめぐる初の損害賠償訴訟であるため、飲食店勝訴の判決が下されると日本のメディアは一斉にこの『食べログ訴訟』を報道した」と伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「3.5点に達していれば自動的に客が集まるから、意図的に採点方式を変更して店から広告費を奪おうと思ったのでは?」「日本の問題というよりはその企業の問題だね」「ネイバーのグルメ評価も操作されてそう」「韓国でもこういう評点制度はなくなればいいのに」「味の評価なんて主観的なものなのに、点数をつけること自体納得がいかない」「他人のビジネスに乗っかるだけの評点サイトやフードデリバリーアプリはなくすべき」など、評点システムに対する批判の声が多く寄せられている。

そのほか、「韓流の人気により日本で韓国料理店は増えてるけど、日本人の味覚に合わせていることもあり、正直おいしいとは言えない」「今回の判決は韓国人に良心的だね」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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