ガソリンは今年10回目の調整で10元時代へ―中国

人民網日本語版    2022年6月15日(水) 8時30分

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15日午前0時、中国国内の石油製品は新たな調整周期が始まる。複数の機関が、ガソリン価格に今年10回目の引き上げ調整が行われると予測している。

15日午前0時、中国国内の石油製品は新たな調整周期が始まる。複数の機関が、ガソリン価格に今年10回目の引き上げ調整が行われると予測している。中国新聞網が伝えた。

コモディティ関連調査会社の卓創資訊のデータに基づくと、6月10日の取引終了時には、現在の周期における9日目の取引日の中国国内石油価格参考変化率は6.91%と算定され、ガソリン・ディーゼルオイル価格は1トンあたり340元(約6800円)の引き上げになる見込みだ。1リットルにつき、92号ガソリンが0.27元引き上げ、95号ガソリンが0.28元引き上げ、0号ディーゼルオイルが0.29元引き上げとなる。燃料タンクを50リットルとして、満タンにするにはいくらかかるかを計算すると、92号ガソリンはこれまでより13.5元高くなり、95号ガソリンは14元高くなる。

コモディティ情報サービスを提供する中宇資訊の閆紅紅・石油製品アナリストは、「この調整幅が実施されれば、中国国内の92号ガソリンは(1リットルあたり)『9元時代』に全面突入し、広東省、広西チワン族自治区、四川省など一部の地域で新たな周期の調整前に95号ガソリン価格がすでに1リットル9.7元を超えていたことを踏まえると、14日の調整が行われれば、ガソリンは『10元(約200円)時代』に進むことになるだろう」との見方を示した。

今年に入ってから、中国では石油製品価格の調整が10回行われた。ガソリン価格は1トンあたり累計で2330元引き上げられ、ディーゼルオイル価格は同2245元引き上げられ、「9引き上げ・1引き下げ」の局面となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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