ソフトパワー戦略で中韓に差をつけられた日本、決め手は「対外言語教育」―中国紙

Record China    2014年6月14日(土) 4時46分

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11日、中国と韓国は国際的な支持や共感を獲得するため、海外で中国語や韓国語を学ぶことができる教育機関の設立に力を入れている。写真は中国語を学ぶ外国人。

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2014年6月12日、中国紙・参考消息によると、中国と韓国は国際的な支持や共感を獲得するため、海外で中国語や韓国語を学ぶことができる教育機関の設立に力を入れている。

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中韓が積極的に取り組んでいる国際的な宣伝戦は、ソフトパワー戦略に重点を置いている。国際的な支持や共感を獲得するための方法として両国が力を入れているのが対外言語教育だ。

中国政府は近年、南太平洋に浮かぶ島々の若者を招待して、北京で語学留学をさせている。留学中の生活費は中国政府の負担だ。さらに、中国は財政難の国が多い南太平洋地域にパラボラアンテナを持ち込み、国営の中国中央テレビ(CCTV)の番組を受信して、地元のケーブルテレビ局に提供。その結果、中国に興味を持った人々が現地の孔子学院で中国語を学ぶようになった。

中国は世界で約120の国と地域で孔子学院440カ所、孔子課堂646カ所を設置。学生数は85万人、教員数は2万人に上る。韓国は政府公認の韓国語教育機関「世宗学堂」を2007年から設置。その数は52の国・地域で120カ所となっている。これに対し、日本の公的機関が海外で運営する日本語教育の拠点は21カ国の22カ所のみ。このため、日本と中国の国際的影響力に将来大きな開きが出ると懸念する専門家もいる。

韓国は韓流文化を政府が後押ししている。また、今年フランスで開催されたアングレーム国際漫画祭では、従軍慰安婦問題をテーマにした作品を展示するなど、ソフトパワーを対日批判に利用する動きを見せている。(翻訳・編集/本郷)

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