サッカーのキリンチャレンジカップで日本代表と対戦したブラジル代表のエース・ネイマールのSNS投稿が中国で話題になっている。

ネイマールは1-0で勝利した日本戦後、ロッカールームで撮影した写真をインスタグラムのストーリーズに投稿。掲載された写真には、獲得した優勝カップを持ったリシャルリソンと、笑顔を見せるラフィーニャ、舌を出して親指と小指を立てるネイマールの姿が写っていた。

中国のスポーツメディア・PP体育は、「ネイマールは『シーズン終了。勝利を飾れたのはとても良かった。これからは体、特に頭を休めたい。それから、最大の目標に向けて全力で戻ってくる』とコメントし、写真の下部には『また一つ、自分が知らないカップが増えた』とつづられていた」と報じた。

この投稿について、中国のサッカーファンからは「高度な皮肉だ」「キリンチャレンジカップって、私も知らない」「中国のパンダカップみたいなもんかな？」「いやいや、（キリンチャレンジカップは）1990年代からあるぞ」「日本に対する侮辱でカップが没収されるんじゃない？（中国開催のパンダカップで優勝した韓国がセレモニーでの侮辱行為でカップを没収されたことがある）」などの声が寄せられている。

ただ、ブラジルやアルゼンチンのメディアはこの写真について、「アルゼンチンを嘲笑するものだ」と報じている。先日、イタリアやブラジルを破って南米選手権に優勝したアルゼンチンがロッカールームでブラジルを挑発するチャントを歌ったところ、ネイマールがインスタグラムで「彼らはW杯に優勝したのか？」と逆に挑発し、物議を醸していた。そのため、今回のキリンチャレンジカップ勝利を大げさに喜ぶ様子を見せ、アルゼンチンが南米選手権に優勝したときの騒ぎっぷりをやゆしたとされている。（翻訳・編集/北田）