「日本兵がお年寄りをおんぶする写真」の出版社、別の書籍めぐり罰金=中国ネットで批判殺到

Record China    2022年6月6日(月) 15時20分

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小学校の補助教材に旧日本軍の兵士とみられる男性が高齢女性を背負って運んでいる写真を掲載した中国の出版社に対し、別の書籍をめぐって罰金が科された。

小学校の補助教材に旧日本軍の兵士とみられる男性が高齢女性を背負って運んでいる写真を掲載した中国の出版社に対し、別の書籍をめぐって罰金が科された。

現地メディアの報道によると、中国当局はこのほど、陝西人民教育出版社に対し「中華人民共和国反不当競争法」違反により5万元(約98万円)の罰金を科した。同社は、過去に出版した書籍「三国演義」の表紙に「国語の新課目必読書」との宣伝文句を記していたが、「(文言に)根拠がなく、公式に推薦されているとの誤解を消費者に与え、競争優位性を不当に得ようとした」と指摘されている。

同社をめぐっては、小学2年生向けの国語の補助教材の「雷鋒」(中国で人助けと無私の奉仕を象徴する人物)の精神を学ぶページに、旧日本軍の兵士とみられる男性が高齢女性を背負って運ぶ様子の写真を誤って掲載したことが物議を醸していた。同社は同教材について「2016年12月に出版したもので、17年2月中旬に社内の自主調査によって写真の誤りを発見、直ちに発行・販売を停止し、責任者を処分した」と説明していた。

中国のネットユーザーからは「例のあの出版社か」「ずいぶん多い罰金だこと(皮肉)」「この程度では痛くもかゆくもないだろう」「こういう出版社は管理監督されないのか?。問題を起こしてもきちんと調査されず営業を続けている。冗談だろう?」「この程度の罰金では日本兵のあの写真の罰にはならない。良心のない編集者には社会的な死を与えなければならない」「あの写真は明らかな反党、反中。雷鋒への侮辱だ」といった批判の声が相次いでいる。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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