今や中国だけでなくアジア圏を中心とした世界で注目を集める中国の時代劇ドラマについて、「時代劇の衣装が意外と似合う俳優・女優」を、台湾のエンタメ・美容サイト「BEAUTY」が紹介している。

【その他の写真】

1人目は女優シェン・ユエ（沈月）。かつて「流星花園～花より男子～」でヒロインに起用され、「日本風美少女」として話題になった。記事は、シェン・ユエが過去に出演していた時代劇「顫抖吧、阿部」の映像が、人気に火が付いた後に掘り起こされて話題になったことに言及。先日、事務所が公開した時代劇衣装の写真はファンの間でも好評で、「もう青春ドラマや学園ドラマはやめよう」との声も出ていると伝えた。

2人目は女優リン・ユン（林允）。今月2日に配信をスタートしたリウ・イーフェイ（劉亦菲）とチェン・シャオ（陳暁）主演の時代劇ドラマ「夢華録」に出演中。記事は、「（リン・ユンは）時代劇ではあまり有名ではないが、過去に『蒼穹の剣』（闘破蒼穹）に出演している」とし、「2作品目の時代劇（夢華録）ではその衣装姿が際立っており、主演のリウ・イーフェイの影に覆われているということはない」と評した。

3人目は女優チェン・ドゥリン（陳都霊）。記事は、「時代劇で有名な女優ではないが、俳優レオ・ロー（羅雲熙）と女優のバイ・ルー（白鹿）が共演する時代劇『長月燼明』の撮影現場からの流出写真は、その美しさから何度もSNSでトレンド入りしており、期待値も高い」と評価。「実は過去に時代劇『浣渓沙』で主演しているものの未放送。こちらも『長月燼明』と違った華麗さがあり素晴らしい」と伝えた。

4人目は女優ジャン・シューイン（江疏影）。ドラマ「30女の思うこと ～上海女子物語～」（原題「三十而己」）で話題になった女優だが、過去の時代劇出演は2回だけ。それでも、主演した「孤城閉～仁宗、その愛と大義～」（原題：清平楽）での衣装姿は「どれもとても美しく、優雅で華やかだった」と記事は称賛。「もっと多くの時代劇に出演しないのは本当に惜しいこと」と嘆いている。

5人目は俳優バイ・ジンティン（白敬亭）。最近では、多くの俳優が時代劇を通じて人気を獲得しているが、記事は「バイ・ジンティンは特別な例で、デビュー以来、時代劇にはほとんど出演していない」と指摘。一方で、過去出演した「鳳凰の飛翔」（原題：天盛長歌）では「作中で最も存在感を放つキャラクターとなった」と高評価。2022年には時代劇2作品の撮影に挑んでおり、「その衣装姿に期待したい」とした。

6人目は歌手ツァイ・シュークン（蔡徐坤）。音楽活動一筋でドラマへの出演はないものの、記事は過去に出演したバラエティー番組でツァイ・シュークンがたびたび時代劇衣装を着ており、「彼の整った顔立ちに古い時代の衣装が組み合わさるとイケメン度があふれる」とその素質に太鼓判。ファンからも時代劇ドラマへの出演を推す声が多数上がっていると伝えた。

7人目は俳優フー・イーティエン（胡一天）。時代劇への出演は「絶代双驕～マーベラス・ツインズ～」の1作品のみ。しかし記事は、「同作で見せた白い衣装姿は美しかった。濃い眉に大きな目は時代劇の長髪スタイルにぴったり」と称賛。「なぜもっと時代劇に出演しないのだろうか」と疑問を呈している。

8人目は女優ビクトリア（宋茜/ソン・チエン）。俳優ワン・イーボー（王一博）らが主演する「風起洛陽」など時代劇数作品に出演しているが、記事は「なぜか運が悪く、ふさわしいスタイリングチームに出会うことができなかった」とそのポテンシャルが生かされていないことに嘆息。一方で、現代ドラマ「千年のシンデレラ～Love in the Moonlight～」（原題：結愛・千歲大人的初恋）の中で見せた時代劇衣装は「温和で優雅で気品があり、とてもマッチしていた」と評した。

9人目は女優チョウ・ユートン（周雨彤）。記事は「時代劇への出演は『大宋少年志』の1作品だけ。彼女はリウ・イーフェイらのような古典的な顔ではなく、前衛的でモダンな顔立ちをしているため、時代劇には向かないと言われてきた」とする一方、「『大宋少年志』での衣装姿は意外にも美しく、役柄にぴったり。魅力も十分だった」と称賛した。（翻訳・編集/北田）