2017年に大ヒットした時代劇ファンタジードラマ「永遠の桃花～三生三世」に主演した俳優マーク・チャオ（趙又廷）について、当初は何度もオファーを断ろうとしていたことを台湾メディアが報じている。

神仙世界の壮大な愛のストーリーを描き、社会現象化するヒット作となった「永遠の桃花」は、これまでに約20の国・地域でテレビ放送され、ネット配信での再生回数は530億回を突破。世界各国で中国ドラマの人気を押し上げる代表的な作品となった。

この作品で天界の皇太子・夜華を演じたのが、台湾の俳優マーク・チャオ。原作小説にある絶世の美男のイメージとは全く違うとして、キャスティング発表当初は猛反発に遭ったものの、その後は「整形レベル」と言われた演技力とビジュアルで視聴者を圧倒。マーク・チャオにとっても代表作のトップに挙げられる作品となった。

「永遠の桃花」はマーク・チャオにとって初の時代劇ドラマで、オファーが届いて最初にイメージ写真を撮影した際、腰まで届く夜華のロングヘアの扱いにも困り、一度は出演を断っていたという。その後、原作ファンの予想以上の猛反発を目の当たりにして、マーク・チャオ自身も不安を募らせ、断ると再び決めたことをマネジメント側が明かしている。しかし、「脚本」「監督およびスタッフの顔ぶれ」「撮影環境」と、マーク・チャオ自身が常にこだわっている“3大原則”がいずれも完璧だという点をマネジメント側に強調され、出演を受け入れたという。

その後、マーク・チャオ版の夜華は見事に成功し、原作ファンからも支持される結果に。「マーク・チャオ以外の夜華は考えられない」と称賛され、「永遠の桃花」が世界的な人気を集めるのに大きな役割を果たしている。（Mathilda）