「よく見ると旭日旗が…」韓国でGAPの子ども服に苦情殺到、販売中止に

Record Korea    2022年6月3日(金) 12時0分

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2日、韓国・朝鮮ビズによると、米アパレル大手のギャップが「旭日旗」に似た模様の子ども服を販売し、物議を醸している。写真は旭日旗。

2022年6月2日、韓国・朝鮮ビズによると、米アパレル大手のギャップ(GAP)が「旭日旗」に似た模様の子ども服を販売し、物議を醸している。

旭日旗は韓国で「第2次世界大戦で日本が使用した国旗であり、日本の国軍主義を象徴する戦犯旗」と認識されている。

記事によると、40代のペさんは先月29日、新世界グループが運営する大型ショッピングモールで息子のために恐竜の絵が描かれたTシャツを購入した。ところが、自宅に戻りよく確認したところ、恐竜の背後に薄っすらと旭日旗のような模様が描かれていたという。

ペさんは「よく見たら旭日旗のような模様が入っていて驚いた。タグに息子の名前を書いた後に発見したため返品もできない」とし、「このような商品が販売されないよう、GAPに知らせる必要がある」と話したという。

40代のソンさんも最近、オンラインショッピング中に同商品を発見した。ソンさんは「オンライン上で見ても旭日旗と分かった」「これを子どもに着せると考えただけでもゾッとする」と怒りをあらわにし、「不買運動をしてでもGAPに旭日旗の意味を知らしめなければならない」と話した。

同商品はオンラインコミュニティーでも続々と取り上げられ、批判の声が相次いでいるという。

騒動を受け、GAPを輸入・販売する新世界インターナショナルは「新型コロナウイルスにより実物の確認が難しかった」と釈明した。関係者は「米国のGAPから送られてきたデザイン案だけを見て輸入を決めたが、デザイン案では恐竜しか確認できなかった」とし、「客から苦情が寄せられたため、オンライン・オフライン共に販売を中止する」と述べたという。

これに関し、ある専門家は「問題の商品に描かれているのは旭日旗そのものではない」としつつも、「戦犯旗模様を全面的に禁止するドイツの事例に注目する必要がある」と主張した。また、「旭日旗問題に対応しなければ、竹島慰安婦問題に影響を及ぼしかねない」との指摘も出ているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「どう見ても旭日旗」「日本が求めているデザインだ」「輸入した後に全く確認しなかったの?」「太陽を表現するものは他にもたくさんあるのに、わざわざ旭日旗模様を使うのは日本に対する崇敬なのだろうか」「子どものころから旭日旗に慣れ親しませようという戦略なのでは」「歴史を忘れた民族に未来はない」「旭日旗に似た模様も禁止するべき」など怒りの声が上がっている。

一方で「また始まった…」「そんなに騒ぐこと?」「太陽の光が描かれているだけ。旭日旗とは違う」などと反論する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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