韓国映画はますます遠くに行ってしまった―中国メディア

Record Korea    2022年6月2日(木) 9時0分

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世界三大映画祭の一つ、第75回カンヌ国際映画祭で韓国勢が2冠に輝いたことに関連し、中国ポータルサイトの騰訊網にこのほど、「ますます遠くに行ってしまった韓国映画」とする記事が掲載された。

世界三大映画祭の一つ、第75回カンヌ国際映画祭で韓国勢が2冠に輝いたことに関連し、中国ポータルサイトの騰訊網にこのほど、「ますます遠くに行ってしまった韓国映画」とする記事が掲載された。

記事は、韓国映画「パラサイト 半地下の家族」がカンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)、アカデミー賞で作品賞を獲得してから3年後に、韓国映画が再びカンヌで異彩を放ったとし、パク・チャヌク監督が映画「DECISION TO LEAVE(英題)」で監督賞を受賞し、俳優ソン・ガンホ是枝裕和監督の映画「ベイビー・ブローカー」での演技により男優賞を受賞したことを取り上げた。

また、「韓国の映画人は世界三大映画祭に赴き続けている」とし、ホン・サンス監督が2020年の第70回ベルリン国際映画祭で映画「逃げた女」で銀熊賞の監督賞を受賞したことや、「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督が2021年の第78回ベネチア国際映画祭で韓国人として初めて世界三大映画祭の審査委員長を務めたことなどに触れ、「韓国映画が今後、世界の映画界でますます重要な位置を占めるようになることが予見できる」とした。

一方で、中国のエンターテインメント業界については、「考古学」に夢中になっているとし、11年前のテレビドラマ「甄嬛伝(邦題:宮廷の諍い女)」がいまだにたびたびSNS上でトレンド入りしていることや、台湾の女性歌手シンディー・ワン(王心凌)の18年前のヒットソング「愛你」が中国で再び話題になっていることなどを取り上げた。

また、第75回カンヌ国際映画祭授賞式当日の中国映画市場の興行収入は3000万元(約5億7000万円)に届かず、1年前は1億7000万元(約32億3000万円)に達していたことや、今年2月の第72回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に李睿珺(リー・ルイジュン)監督の「隠入塵煙/ Return to Dust」が入選したものの、中国ではコロナ3年目で三大映画祭を現地取材する記者も市場で取り引きされる作品も観客の注目や討論の度合いも減る一方で、「私たちは映画からどんどん遠ざかっているようであり、映画も私たちからどんどん遠ざかっているようだ」と論じた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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