今どき旧式エンジン車を買うのは、「あの時代」に××を買ったも同然―ファーウェイ幹部

Record China    2022年6月6日(月) 9時30分

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ファーウェイでスマート車の事業などの責任者である余承東常務役員は、自社が技術を提供した新車の発表に関連して、今になって従来型のエンジン車を買うのは、時代の流れを読めていないことと発言した。

華為技術(ファーウェイ)でスマート車の事業などの責任者である余承東常務役員は28日、広東省深セン市で開催中の粵港澳大湾区車展(広東・香港・マカオグレーターベイエリアモーターショー)に関連して、自社がシステム開発を手掛けた新車種が6月末に発表されると表明した。余氏はその際に、今になって従来型のエンジン車を買うのは時代の流れを読めていないことと発言した。

ファーウェイは繰り返し、自社だけで完成車の開発や製造を手掛けることはないと表明している。自動車会社が電動自動車(EV)やスマートカーを開発する際に、自社が蓄積した技術を適用して機器やシステムを提供するビジネスモデルだ。

ファーウェイの自動車関連事業の一つとして、重慶金康賽力斯汽車が手掛けるハイエンド・スマートカーのブランドであるAITOシリーズの開発に対する協力がある。余氏は同シリーズの新車種である豪華SUVの問界M7を6月末に発表し、7月には納車を始めると発表した。

余氏は問界M7について発表した際に、従来型のエンジン車の時代は早急に終わると述べ、「今どき燃料を燃やして走らせる自動車を買うのは、スマートフォンが出回り始めた時期に、フューチャーフォンを購入したようなもの」と述べ、さらに過去の状況について「スマートフォンは、まだそのよさが十分ではなかっただろう。だから、フューチャーフォンを買う人は多かった」と述べた。

余氏はさらに、「フューチャーフォンの時代は急速に終わったと思う。皆さんは(携帯電話の)モデルを変えた。だから、スマートフォンが到来した当時の状況は、スマート・コネクテッド電動自動車が到来した現在に似ている。勢いは急速に移る。これは歴史の必然だ」と説いた。

問界M7は最大で6人乗りで、すでに中国工業・情報化部への申請手続きを始めたという。搭載する電池の容量は40.06キロワット時で、電動航続距離は150キロとされる。(翻訳・編集/如月隼人

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