歴史研究に力を注ぐ日本、スローガンを叫び日本車を破壊する中国―中国著名キャスター

Record China    2014年6月12日(木) 8時0分

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10日、中国青年報は、中国の著名キャスターで、自ら巨資を投じ抗日戦争をテーマにした大型ドキュメンタリーを制作した崔永元氏へのインタビューを掲載した。写真は12年9月、中国で起きた反日デモ。

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2014年6月10日、中国青年報は、中国の著名キャスターで、自ら巨資を投じ抗日戦争をテーマにした大型ドキュメンタリーを制作した崔永元(ツイ・ヨンユエン)氏へのインタビューを掲載した。以下はその一部。

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――日本に何度も行かれていますが、日本の人たちは中国との戦争をどのようにとらえているのでしょうか。

歴史には興味がなく、当面のことだけに関心を向けているようです。中国は「日本の教科書は南京大虐殺を抹殺している」と常に抗議していますが、日本には数多くの歴史教科書があり、学校ごとに使用されているものも異なります。記述されているものもあれば、そうでないものもあるということです。

――日本では、日中間の歴史研究がとても進んでいる聞きましたが。

本物の歴史学者、彼らの知識は並大抵ではありません。日本の書店へ行くと、一方の書棚に日中間の戦争を扱った書籍が並び、もう一方の書棚には中国史の書籍が並んでいます。日清戦争前に、日本は中国の農村調査に力を入れ、村の入り口の巨木まで地図に書き記していたほどです。私も中国国内で当時の資料を集めようとしましたが、とても数が少ないのです。戦争当時はそうした資料を整理する条件は整っていませんでした。終戦から時間がたった今こそ、誰かがそれに着手すべきなのですが、われわれはいまだに感情的にスローガンを叫んでいる段階なのです。耳障りなことを言うようですが、万一戦争が起きたとして、スローガンを叫んだり日本車を破壊することが、日本の書店の2つの書棚に並んだ資料より役に立つとは思えません。(翻訳・編集/NY)

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