2022年5月25日、中国メディアの新浪新聞は、河南省で住宅地で異臭騒ぎが発生し、複数の子どもが鼻血を出したと報じた。

記事によると、河南省商丘市夏邑県の団地で複数の住民が鼻をつくような異臭を訴え、複数の児童が鼻血を出した。付近の工場から排出される刺激性のある気体ではないかとの疑いが浮上している。

ある団地の住民は「うちの子も前に鼻血を出して病院に行った。団地の近くに印刷工場が立ち並んでいて、夜になるとにかわが焼けるような臭いがした」と語った。

同県の環境保護当局など関係当局がすでに調査に乗り出しており、疑いのある工場に稼働停止の上で調査に協力するよう求めているとともに、団地の住民に対しても健康診断の手はずを立てているという。

この件について、中国のネットユーザーは「各当局はしっかりと調査してほしい」「調査結果までちゃんと教えて！」「多くの地域で重化学工場が隠れてガスを排出していることを重視してほしい」「こういう悪い企業の社長が一番憎い」「小学生の頃、授業中に窓の外から変な臭いが漂ってきたことを思い出した。あれも化学工場の排気ガスだったんだろうな。今思うと本当に人殺しだわ」「住宅地はやっぱり工場から離すべきだよ」といったコメントを残している。（翻訳・編集/川尻）