端午節3連休中の飛行機予約が前月比で3割増に、豪華ホテルの価格は50%下落―中国

人民網日本語版    2022年5月25日(水) 16時50分

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端午節に合わせて3連休となる6月3日から5日にかけて、高級ホテルの予約価格は前年同期比で3割下落し、同比50%以上下落となっている豪華ホテルも少なくない。

旅行サイト・去哪児のビッグデータによると、端午節(端午の節句、今年は6月3日)に合わせて3連休となる6月3日から5日にかけての飛行機チケットの予約数は、前月比で3割増となっている。ただ、高級ホテルの予約価格は前年同期比で3割下落し、同比50%以上下落となっている豪華ホテルも少なくない。

■3連休中の飛行機予約数が前月比で約3割増に

中国全土を見ると、新型コロナウイルス感染拡大が収まっている一部の地域は、制限が緩和され出入りしやすくなっており、飛行機チケットの予約数が少しずつ増加している。去哪児のビッグデータによると、3連休中、中国国内便の飛行機チケットの予約数は前月比で約3割増となっている。

端午節の3連休中に飛行機で出かける予定の旅客は、新型コロナウイルス感染拡大が抑制されている地域に集中している。去哪児のプラットフォームの飛行機チケット予約状況を見ると、出かける人が多いのは、深センや海口、広州、三亜、成都杭州西安、昆明、ハルビン、大連となっている。深センと四川省成都市、重慶市と結ぶ路線が、人気路線の半分以上を占めている。

去哪児ビッグデータ研究院の蘭翔(ラン・シアン)院長は、「民用航空の旅客の年齢構造も変化している。去哪児のビッグデータによると、20~30歳のユーザーの利用数の増加が際立っている一方、40~50歳のユーザーは前年同期比で5%減となっている。60歳以上の高齢者が占める割合も少しずつ高まり、涼しい北の地域に行くという傾向が際立っている」と分析する。

■前年同期比半額以下の豪華ホテルも

去哪児の黄小傑・最高マーケティング責任者(CMO)は、「新型コロナウイルス感染拡大期間中、消費者のニーズは、ホテルに一晩泊るだけにとどまらなくなっており、ホテルの色々な体験やサービスを通して、『リゾートモード』に浸るのが新たなニーズになっている。特に祝祭日中は、やっと『解放』されて外に出ることができるため、少しでも良いホテルに泊まりたいという消費者が増えている」と分析する。

去哪児のビッグデータによると、端午節の3連休中、最も人気となっているホテルのタイプはリゾートホテルで、最も人気の部屋は親子で宿泊できる部屋だ。ホテル関連のキーワードを見ると、プールや遊園地、スポーツジム、バーといった、「リゾート感」を楽しめる施設の検索回数が前年同期比でいずれも30%以上増となっている。ホテル予約者が多い都市トップ10は、成都、重慶、深セン、広州、長沙、西安、杭州、昆明、武漢、貴陽となっている。

その他、去哪児のプラットフォームを見ると、3連休中、高級ホテルの予約価格は前年同期比で3割下落し、同比50%以上下落となっている豪華ホテルも少なくない。

■引き続き人気集めるキャンプ

去哪児の統計によると、3連休中、キャンプのアイテムの予約数が前年同期比で2倍以上増となっている。移動半径が縮小しているため、多くの人はいろいろなアイデアを考え出し、自宅キャンプや団地キャンプ、キャンプカーでのキャンプなどが新たな動向となっている。

去哪児のビッグデータによると、3連休中、キャンプカーでのキャンプの予約数が前年同期比で60%増となっている。キャンプカーでのキャンプを好む人々を地域別にみてみると、重慶、恵州、杭州、成都の人々だった。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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