2014年6月9日、米NBCによると、マレーシア政府は同日、消息を絶ったマレーシア航空MH370便の3カ月以上に及ぶ捜索活動で、同政府がすでに2760万リンギット（約8億8000万円）を費やしたとのデータを発表した。10日付で環球時報（電子版）が伝えた。

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マレーシア民間航空局のアザルディン局長は記者会見で、「2760万リンギットはマレーシアだけの捜索費用。他の国がいくら費やしているかは分からない」と述べた。

不明機の大規模な捜索活動は、捜索範囲の拡大による費用の大幅増加も影響し、航空史上最高額となっている。専門家は不明機の捜索コストは数億ドル（数百億円）に達すると予想している。

アザルディン局長によると、マレーシア政府の関係者は10日からオーストラリアと中国を訪問し、最新の衛星データとその他の関連データを共同分析して新たな捜索区域を確定する。新たな捜索範囲については、「現在の捜索範囲から遠く離れることはない」と述べた。（翻訳・編集/藤）