動画配信サービスの騰訊視頻（テンセント）が配信する中国時代劇ドラマの中で、再生回数の多い作品ランキングのトップ5には、いずれも大きな話題を集めた人気作品が登場している。

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中国ドラマの中でも国内外で最も人気の高いジャンルとなっている時代劇だが、このランキングで堂々1位となったのは、ヤン・ミー（楊冪）とイーサン・ルアン（阮經天）主演の18年のドラマ「扶揺（フーヤオ）～伝説の皇后～」。再生回数は154億8000万回となっている。

18年6月に騰訊視頻で配信スタートした同作だが、配信中の1日平均の再生回数は2億5000万回となり、1日の最高は3億7000万回に達している。

2位はチャオ・リーイン（趙麗穎）とケニー・リン（林更新）が主演の「楚喬伝（そきょうでん）～いばらに咲く花～」で143億7000万回。

3位には同じくチャオ・リーインが主演し、北宋時代を舞台に女性が主人公の時代劇で、18年から19年にかけての大ヒット作となった「明蘭～才媛の春～」で141億6000万回となっている。

4位にもチャオ・リーインの主演ドラマが登場。リー・イーフォン（李易峰）、ヤン・ズー（楊紫）らと共演した16年の武侠ファンタジー「青雲志 ～天に誓う想い～」が114億6000万回となった。同作は2億8000万元（約53億円）の制作費や、衣装だけで1200万元（約2億3000万円）が投じられたスケールの大きさも話題になった。

5位は19年のヒット作で、ブロマンス人気の火付け役となった武侠ファンタジーの「陳情令」で103億2000万回となっている。ダブル主演したシャオ・ジャン（肖戦）、ワン・イーボー（王一博）がこの作品でブレークし、国外へも人気を拡大している。（Mathilda）