外貨取引がダブル黒字、4月の国境越えた資本流動は純流入が続く―中国

人民網日本語版    2022年5月19日(木) 6時0分

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中国国家外貨管理局が17日に発表したデータによると、今年4月には銀行の外貨決済・購入取引で売買の差額の黒字額が190億ドルになり、第1四半期の月平均の水準を維持した。資料写真。

中国国家外貨管理局が17日に発表したデータによると、今年4月には銀行の外貨決済・購入取引で売買の差額の黒字額が190億ドルになり、第1四半期(1-3月)の月平均の水準を維持した。非銀行部門の対外取引による収支差額の黒字額は前期比57%増の162億ドルに達した。新華社が伝えた。

同局の王春英(ワン・チュンイン)副局長兼報道官は、「現在の中国内外の複雑な環境の中で、中国の国境を越えた資本の流動は純流入の局面が続いている。現在の中国の国境を越えた資本の流動状況は全体として安定しており、中国内外の要因が総合的に影響し合う中、主としてこれまでの高水準の流入からバランスの取れた流入へと向かっている」と述べた。

王氏の説明によると、「国際収支の経常項目の黒字、直接投資などの基礎的な黒字が引き続き国境を越えた資本の流動を安定させる基本的な役割を果たしている。最近の国境を越えた証券投資の流動に対する双方向の調整は国境を越えた資本の流動の全体的バランスには影響せず、海外投資家が人民元建て資産を安定的に買い増しする大きな方向性にも影響していない」という。

王氏は最近の人民元相場の変動について、「最近の人民元相場の下落は段階的で短期的な変化であり、人民元相場の双方向に変動し、合理的でバランスの取れた水準で基本的安定を保つという全体的な特徴を変えるものではない」と述べた。

また王氏は、「ここ数年、海外の中央銀行や国際化した指数に連動する関連資本の人民元建て資産を配置したいとするニーズが明らかに上昇している。国際通貨基金(IMF)はこのほど特別引き出し権(SDR)の通貨バスケットにおける人民元の構成比率を2016年の10.92%から12.28%に引き上げており、これは国際社会が中国の経済と金融市場の発展を評価・信頼していることを如実に反映するものだ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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