列車も「全自動洗浄」サービスを受けられる、10分で完了―中国

人民網日本語版    2022年5月17日(火) 13時50分

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中国鉄路蘭州局集団公司は近年、技術イノベーションとインフラ高度化への力強い取り組みにつれて、昨年完成した初の全自動洗浄施設が正式に使用開始された。

中国鉄路蘭州局集団有限公司蘭州車両区間整備所で、グリーン塗装の「緑の巨人」高速列車1本がゆっくりと列車洗浄施設に向かった。すると、センサーが噴水システムとブラシシステムが作動した。横方向の洗浄ユニット・斜め方向の洗浄ユニット・下部方向の洗浄ユニットの各部品が連動し、急速に回転し、黄ばむ列車表面の洗浄を行った。10分もたたないうちに、ぴかぴかの「緑の巨人」が人々の目の前に現れた。科技日報が伝えた。

黄土高原に位置する甘粛省は一年を通じ乾燥しており、特に春は砂塵を含んだ風が強く、砂ぼこりが多い。日中にレールの上を走り、南から北に向かう旅客を輸送する復興号「緑の巨人」高速列車は、1日の任務を完了すると、列車の表面がほこりをかぶる。「緑の巨人」は夜になると蘭州車両区間整備所の検査施設に入り、全面的な「スキンケア」、メンテナンス、整備を受ける。翌朝には元気いっぱいに新たな旅路に向かう。

蘭州車両区間蘭州動力集中型列車作業場は、配属された16本の「緑の巨人」動力集中型高速列車の検査・修理・運営・メンテナンスを担当する。蘭州局集団公司は近年、技術イノベーションとインフラ高度化への力強い取り組みにつれて、昨年完成した初の全自動洗浄施設が正式に使用開始された。その全長は36メートル、幅は6メートルで、機械洗車システム、噴水システム、制御システム、水供給システム、水循環システム、測位検査システム、速度測定システム、監視システムが設置されている。各洗車アームのブラシが列車表面との間隔を柔軟に調節でき、1台の自動洗車設備によって列車の両側、ルーフ、側面下部などの洗浄と乾燥を自動的に行える。

蘭州車両区間動力集中型列車作業場の汪宝亮(ワン・バオリアン)副責任者は、「列車洗浄施設ができる前は、6、7人で1本の列車を1時間洗浄する必要があった。時間がかかり、水も多く使われた。現在の全自動洗浄は1人ですべての洗浄作業を行うことができ、1本にかかる時間はわずか10分。洗浄の作業効率が大幅にアップし、労働の強度が下がった」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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