羽生結弦は唯一無二! だからこそマリニンの4A成功に賛辞を―中国メディア

Record China    2022年5月17日(火) 11時20分

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中国のポータルサイト・網易に「マリニンを羽生結弦の後継者と呼ぶのは時期尚早だとの声が出ている」との記事が掲載された。

フィギュアスケートの羽生結弦が最大の目標に掲げてきた4回転アクセル(4A)を米国の17歳イリア・マリニンが成功させたと報じられたことについて、中国のポータルサイト・網易に「羽生結弦の後継者と呼ぶのは時期尚早だとの声が出ている」との記事が掲載された。

記事は、「フィギュアスケートと聞いて最初に思いつく名前は羽生結弦ではないだろうか」とし、「試合での成績も個人としての影響力も、羽生はフィギュアの歴史を代表する人物の一人で、10年近くフィギュア界を支配してきた。多くのアスリートが彼に学び、目標としてきた」と説明した。

その上で、マリニンが5月2日に公開した4Aの動画ではやや体勢が崩れていたものの、13日に新たに公開された動画ではなめらかな動作から見事に着氷を決めており、「多くの人を驚かせた」と指摘。欧米メディアでは「マリニンが羽生の後継者になる」との見方も報じられたと紹介した。

一方で、マリニンをまだ引退していない羽生の後継者と呼ぶのは時期尚早ではないかとの声も出ているとし、そうした声が上がる背景として、マリニンの4Aは練習でのことで国際大会で成功させたわけではないこと、ジャンプの才能は驚嘆すべきものだが全体のプログラムという点ではまだまだ欠けている部分が多いこと、スケーティングや音楽の理解なども不足していることなどを挙げた。とはいえ、「このまま努力を続ければマリニンはより多くの人に評価されるだろう」と付け加えた。

そして、「もし羽生が、自分が影響を与えたフィギュア界で選手たちが人類の極限に挑戦する姿を見たら、内心ではきっとうれしく、満足していることだろう」とし、羽生のファンはやるせない思いもあるだろうが「(マリニンらへの)賛辞を惜しまないでほしい。多くのアスリートが勇気を持って挑戦することは良いことであり、4Aが羽生の終着点ということでもないのだから」と論じた。

記事は最後に、「羽生は10年の間、常に学び、常に進化してきた。他者から追われることを恐れたことはなく、強者に出会うことこそが彼の最大の原動力だった」とし、「羽生には世界中に多くのファンがいるが、それは成績だけが理由ではない。ファンが愛しているのは彼の精神と心意気だ。羽生を他者と比較する必要はなく、彼はすでに多くの人が成し得ない成功を手にしているのだ」とつづった。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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