韓国新大統領が早くもピンチ?市民から不満爆発の理由

Record Korea    2022年5月15日(日) 9時20分

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13日、韓国・中央日報は「尹錫悦大統領は国民との疎通を名分に大統領執務室の移転を強行したが、交通渋滞などマイナスの側面が浮き彫りになった」と伝えた。資料写真。

2022年5月13日、韓国・中央日報は「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は国民との疎通を名分に大統領執務室の移転を強行したが、交通渋滞などマイナスの側面が浮き彫りになった」と伝えた。

これまでソウル中心部の青瓦台(チョンワデ)に置かれていた大統領執務室を尹大統領は竜山(ヨンサン)に移転した。尹大統領の通勤時に交通規制が敷かれるため、記事は「民心が悪化しており、6月1日の統一地方選挙にも影響があるのでは」と伝えている。

あるTwitterユーザーは「毎日のように交通規制をされては腹も立つ」「(尹大統領が)青瓦台に入ればよかったのに、数十万人の市民を道路で一時停止させるのだからイライラする」と訴えている。当初の懸念ほど交通渋滞はひどくないとの声が多いものの、ネット上には不満の声が後を絶たないという。ソウル地方警察庁関係者は、取材に対し「市民生活に支障がないとは言えないが、『渋滞』というほどの道路の状況ではない」と話している。

記事によると、SNS上には「大統領の通勤による渋滞を隠すために警察が防犯カメラを操作した」という書き込みが写真と共に掲載されたが、実際にはカメラの故障だったことが分かっている。こうした、事実とは異なる話がネット上に拡散していることについて、明知(ミョンジ)大学政治外交学科のキム・ヒョンジュン教授は「十分な事前準備や社会的合意もなく執務室を移転し、国民を十分に説得できなかったために起きた現象」だと説明している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「国民のことを考えたら、早朝6時ごろに出勤すれば何も問題ないのに、わざわざラッシュの時間帯に出勤しないでくれ。しかも、出勤時間が一定じゃないし」「大統領が青瓦台を拒否し、国民と疎通したくて竜山に行くんだから、地下鉄に乗って通勤したらどう?そうでなければヘリを使うか、朝6時に出勤しなよ。早朝会議をやればいいじゃない。市民は迷惑だし、救急車も止めてるよね」「午前7時前に出勤して午後7時以降に退勤、それでも駄目なら庁舎に寝泊まりすればいい」「一体、疎通とは誰との疎通なのか」などの声が寄せられている。

一方で、「三清洞(サムチョンドン、青瓦台周辺の地名)の住民は同じ不便を味わってきたのに、竜山だと駄目なのか?大統領の通勤は10分ほどの距離、その間、信号を待つ時間は1分くらいでしょ」「どうにか足を引っ張ろうと、あおってる人たちがいるのかな」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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