6000年前の母のイメージと現代の母の日プレゼント事情―中国メディア

人民網日本語版    2022年5月9日(月) 19時50分

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中国の古代における母親のイメージとはどんな感じだったのだろうか?そして現代における母の日のプレゼント事情とは?

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今月8日は「母の日」。いつの時代も「母親」は偉大な存在。では中国の古代における母親のイメージとはどんな感じだったのだろうか?そして現代における母の日のプレゼント事情とは?人民網が各社の報道をまとめて報じた。

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■6000年前の「母親」のイメージとは?

鼻筋の通ったすっきりした顔立ちに、おちょぼ口で、希望に満ちた目をした女性の頭部がデザインされている陝西省の西安半坡博物館所蔵の土器・紅陶人頭壺。これは仰韶文化が栄えた新石器時代の女性を描き出している。女性の頭部と壺を組み合わせたこの土器はまるで妊婦のような形で、最も初期の人類の「母親」のイメージと言え、やさしさと強い意思を感じさせる雰囲気を漂わせている。

新石器時代に黄河中流地域で栄えた仰韶文化は、1921年に河南省三門峡市澠池県仰韶村で発見された。同文化は漢民族を構成する主体の華夏族と関係があり、華夏文明の重要な起源となっている。

■「母の日」にECプラットフォームの花の販売が約6割増に

デリバリーサービスを展開する美団閃購によると、母の日だった8日正午の時点で、花の注文件数が昨年同期比で約6割増となった。人気を集めたのは、カーネーションやヒマワリ、バラ、ユリなどだった。また、アイケアセットや口紅、フェイスケアセットといったコスメ商品、電動歯ブラシ、炊飯器、電気鍋、マッサージ器、ヘルスポットといった小型家電も人気のプレゼントとなった。コスメ商品の販売件数も昨年同期比でぼぼ倍増し、デジタル機器に至っては同比約5倍と激増した。

今年の母の日は、他の地域から配達先地域にある店に注文して、「デリバリー」サービスによりプレゼントを届けてもらったケースが前年同期比約4割増となったことは注目に値する。中国の多くの地域の物流が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けているため、このスタイルが確実にプレゼントを届けることができる方法となったためだ。最遠距離となった注文は、新疆ウイグル自治区カシュガル市のユーザーが、5500キロ離れた黒竜江省鶏西市の母親に現地の花屋からデリバリーサービスでバラとカーネーションの花束を贈ったケースで、「お母さんが心安らかに毎日楽しく過ごすことを願っています」という祝福のメッセージが添えられていたという。

他の地域に住む母親に、現地の店からプレゼントを宅配してもらったユーザーが多かった地域トップ5は北京、広州深セン成都、南昌だった。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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