文大統領、退任演説で日本の輸出規制に言及「決して忘れられない」=韓国ネットには賛否の声

Record Korea    2022年5月9日(月) 12時40分

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9日、韓国メディアによると、文在寅大統領が「日本の不当な輸出規制による危機を団結した国民の力で克服したことも決して忘れられない」と述べた。写真は文大統領(韓国大統領府twitterアカウントより)。

2022年5月9日、韓国・マネートゥデイによると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日、大統領府で行った退任の演説で「日本の不当な輸出規制による危機を団結した国民の力で克服したことも決して忘れられない」と述べた。

記事によると、文大統領は「韓国が新型コロナウイルスによる世界の景気停滞の中で過去最高の輸出実績を上げられたのは、韓国の製造業が持つ世界的競争力のおかげだった」として述べ、「われわれは素材・部品・装備を自立させるチャンスと捉え、素材・部品・装備産業の競争力強化は製造業の競争力強化につながった」と評価した。

また「何より良かったことは、われわれが問題解決の成功方式を知ったこと」とし、「政府省庁にとどまらない協業体系、大・中小企業と研究者らの協力、政府の積極的なR&D投資と規制を取っ払った全面的な支援、そして何よりも国民の激励と声援が『われわれもできる』という自信を与えてくれた」と強調。

その上で「この成功の方式はその後、コロナ検査キットを開発するときやマスク生産を急増させる時、ワクチン接種用注射器の効率を上げる時、尿素水不足事態を解決する時にも同じように作動した」と述べたという。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「『われわれならできる』という文大統領の言葉はうそではなかった。今後は日本を超えてアジアナンバーワンを目指そう!」「文大統領がいたから日本と堂々と戦えた。次は親日勢力が幅を利かす政権だから心配だ」など文政権への称賛の声が上がっている。

一方で「輸出規制の原因を作ったのは自分なのに」「企業が必死に頑張って克服したものを自分の成果にするとは…」「特定陣営の大統領としては成功したけれど、国民を二分化した人として歴史に残るだろう」などと指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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