2022年5月3日、百度に、新型コロナ感染拡大に伴う外出制限が一部緩和された上海市で、大量の荷物をつるした棒を担いでうれしそうに歩く年配女性の姿が注目を集めたとする文章が掲載された。

文章は、上海市でこのところ新型コロナの新規感染者ペースが落ち着きを見せ、一部の住宅地では外出制限が緩和されて各世帯1人が3時間半、徒歩限定で外出し、物資の調達などを行うことが認められたと紹介。「得難い外出のチャンスに、みんな早い段階からショッピングカートやショッピングバッグを用意し、1週間分の買い物をする体制を整えていた」と伝えた。

その上で、久しぶりに外出した年配女性の「装備」に注目が集まったとし、この女性が前後にいくつもの買い物袋をぶら下げた棒を肩で担ぎ、おまけに背中にはリュックサックまで背負っていたことを紹介するとともに「おそらくたくさんの物が買えたからだろう。おばちゃんの喜びの表情がマスクを装着していても感じ取れた」とした。

そして、大量の「戦利品」を担いでうれしそうに帰宅の途に就く年配女性の様子に対し、中国のネットユーザーからは「ウチの団地も外出できるようになったが、みんなトランクを引きながら出ていったよ」「見ていると心がなんだか締めつけられるのはなぜだろう。おばちゃん、大変だよね。その歳になってもこんなに大量の買い物をしなきゃいけないなんて」「まるで飢えから逃げるために故郷を捨てて出てきたみたい。ああ、コロナが早く収まってほしいとしか言えないよ」といった感想が寄せられたと伝えている。（翻訳・編集/川尻）