外出は「報復的」、行動制限無しのGWを迎えた日本―中国メディア

Record China    2022年5月4日(水) 8時20分

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3日、中国メディアの騰訊新聞は、ここ3年で初めて行動制限が無いゴールデンウイークを迎えた日本の様子を伝えた。写真は同日、観光客で溢れる上野動物園。

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2022年5月3日、中国メディアの騰訊新聞は、新型コロナウイルス感染症の流行後、初めての行動制限のないゴールデンウイーク(GW)の連休を迎えた日本の様子を伝えた。

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記事は始めに、今回の日本のGWが「ここ3年で初めて行動制限が無い」ことに加えて、「2日休暇を申請すれば10連休になる」ことや、4月時点で日本政府が106カ国・地域に渡航する日本人に出す危険情報を緩め、米英などを入国拒否の対象から外したことを紹介し、「日本国内の旅行だけでなく、ワクチン接種を3回済ませていれば、どこの国や地域の旅行から帰国しても、自宅待機による隔離さえ必要ないことを意味している」「1カ月前に公布した規定により、日本国民は22年のGWで長らくご無沙汰だった旅行の快感をじっくり味わうことができる」と指摘した。

次いで、東京の浅草寺や横浜の赤レンガ倉庫、新幹線のホームや羽田空港など、GW前半は雨模様にもかかわらず混雑する観光地などの様子を、日本の各テレビ局のニュース映像や旅行会社などのデータと共に紹介した。GW期間中の国内旅行者の人数は、昨年の1.6倍以上となる1600万人に上ると予想されているほか、遠出する人数の多さにレンタカーの予約が全て埋まり、レンタカー不足が起きているという。また飛行機を利用する人も増え、羽田空港発の日本航空(JAL)の国内便の予約率は、新コロナ以前の水準に近い96%に達したほか、国際便でも人気のハワイ便の予約は昨年の9倍、1便で200人、全便合計で約5000人の乗客が日航機でハワイへ向かったという。全日空(ANA)も羽田空港発の国内便の予約率は95%に達したほか、羽田発ホノルル行きの国際便は、予約率が9割を超え、2020年2月以来の「ほぼ満席」だという。

記事は「移動制限が緩和され、長くストレスをためていた日本人たちが『報復的』に出かける現象が起きている」「このGWは、かつてのように各地で旅行を楽しむ生活が、短いながらも戻ってきたようだ。GW後半には天候にも恵まれ、気温も上昇するため、よりよい経済収益が見込めるだろう」とする一方、「これで日本も景気を取り戻すのではと楽観的な人もいれば、各地の混雑を見て不安を感じる人もいる」として、日本のネットユーザーの不安を吐露するツイートを紹介し、「今までの専門家の予想から、GWの人口移動が感染拡大に及ぼす影響は、2週間後に統計上で明確になるだろう」と論じた。

最後に「旅行などで出国する人が明らかに増えた今回のGWは、日本にどのような影響をもたらすのか。しばらくご無沙汰だったハワイで、マスク着用が不要になり、帰国後も隔離が必要なくなった状況下で、次の感染の高波が引き起こされることはないのだろうか?」と疑問を提起した上で、日本滞在中の中国人へ「何が起ころうとも油断せず、特にGW明けの2週間は予防措置を継続した方がいい」と注意を呼び掛けた。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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