闇レンガ工場経営者夫妻を逮捕、“奴隷”労働の実態明らかに―山西省洪洞県

Record China    2007年6月18日(月) 8時21分

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2007年6月16日夜、湖北省十堰市警察は山西省違法レンガ工場事件の指名手配犯・衡庭漢(ホン・ティンハン)と妻・楊小蘭(ヤン・シャオラン)を逮捕した。2人は山西省警察に引き渡された。

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2007年6月16日夜、湖北省十堰市警察は山西省違法レンガ工場事件の指名手配犯・衡庭漢(ホン・ティンハン)と妻・楊小蘭(ヤン・シャオラン)を逮捕した。2人は山西省警察に引き渡された。

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15日、中国各紙は一斉に山西省の違法レンガ工場事件を報じた。山西省の多くのレンガ工場で、誘拐された子供やだまされて連れてこられた出稼ぎ農民らが奴隷並みの待遇で働かされているという。中国政府はこの事態を深刻に受け止め、徹底的に調査するように指示を出した。***

衡は山西省洪洞県で違法レンガ工場を経営、32人の出稼ぎ農民を劣悪な待遇で働かせていた。1日の労働時間は15〜16時間にものぼったという。工場には「打手」と呼ばれる用心棒と大型犬が見張りについており、逃げたり仕事をさぼったりしないように監視していた。

2006年11月には、知的障害者のある出稼ぎ農民を用心棒が殴り殺す事件が発生した。しかし特に問題にもせず、遺体を工場付近に埋葬してしまったという。この殺人を犯した用心棒もかつては奴隷として働かされていた出稼ぎ農民、その後用心棒へと“昇格”したという。(翻訳・編集/KT)

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