女子学生を殺害した米国人被告に死刑判決―中国

Record China    2022年4月22日(金) 11時20分

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21日、米華字メディア・多維新聞は、浙江省寧波市で女子学生を殺害した罪で米国籍の被告が同市の裁判所で死刑の一審判決を受けたと報じた。

2022年4月21日、米華字メディア・多維新聞は、浙江省寧波市で女子学生を殺害した罪で米国籍の被告が同市の裁判所で死刑の一審判決を受けたと報じた。

記事によると、同市中級人民裁判所は21日に、米国籍のシャディード・アドブルマティーン被告に対して殺人罪による死刑判決を言い渡した。同裁判所の発表によると、同被告は2019年初めに被害者で当時21歳だった女子学生の陳(チェン)さんと知り合い、程なく交際を始めたものの、21年5月になって陳さんが別れを切り出すようになり、同被告がこれを拒むとともに陳さんを威嚇するようになったという。

同6月14日に寧波市内のバス停付近で陳さんと会った同被告は、携帯していた折り畳みナイフで陳さんの頸部(けいぶ)を切った上、意識を失った陳さんの顔面をさらに刺して陳さんをその場で失血死させたとのこと。

裁判所は被告について「動機が卑劣で、強い殺意を持った残忍な犯行であり、法に照らして処罰されるべき」と断じるとともに、審理中は被告に弁護の機会を与え、通訳の手配、領事による接見といった権利を十分に保障し、開廷や判決宣告前には米国大使館・領事館に通知を行ったと説明している。

記事は、今回の判決に対して中国のネットユーザーから「外国人だからといって特権はない。中国にいる以上、中国の法律に従わなければならない」「正義ある判決だ」といった感想をが寄せられたことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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