靖国神社でウクライナに言及した安倍元首相を韓国メディアが批判「歴史的事実に背を向けた」

Record Korea    2022年4月22日(金) 10時20分

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21日、韓国・YTNは、安倍晋三元首相の靖国神社参拝を批判した。写真は靖国神社。

2022年4月21日、韓国のニュース専門テレビ局・YTNは、安倍晋三元首相の靖国神社参拝を批判した。

安倍元首相は同日から始まった春の例大祭に合わせて靖国神社を参拝した。参拝後、取材陣に対し「国を守るために散じられた英霊に対して尊崇の念を表するために参拝した」とし、「ウクライナでは祖国を守るために多くの人たちが命を懸けて戦っている。そういう勇気ある尊い犠牲の上に国が守られている。そのことも念頭に置きながら静かに参拝した」と述べたという。

これに対し、YTNは「靖国神社に埋葬された戦没者を、『尊い犠牲』という言葉でウクライナで戦って亡くなった人々に例えた。『尊い犠牲の上に国が守られている』と言っていたが、当時戦争を始めたのは日本だということを忘れたのか」とし、「当時戦争を起こした日本と、現在ロシアの侵攻を受けているウクライナは正反対の立場だ」と指摘している。さらに「靖国神社参拝をめぐり『戦争を美化している』という批判が相次ぐ中、厳然たる歴史的事実にまで背を向けた」と批判している。

これを受け、韓国のネット上でも「侵略戦争を起こした日本が侵略されたウクライナと同じわけがない!」「日本が侵略して戦争が起こって多くの人が死んだというのに、戦犯者を尊い犠牲と表現するのはおかしい」「日本がまるで第二次世界大戦の被害者みたいな言いぐさ」「ウクライナじゃなくてロシアを考えて参拝したんじゃなくて?」「(ウクライナの)ゼレンスキー大統領が演説で真珠湾について触れたというのに、参拝でウクライナのこと考えるかな?」と批判の声が続出している。

その他「日本はウクライナに対し相当な支援をしてるから、それだけ自己主張も強い。韓国も主張したいなら国際社会に対し積極的な支援や役割を担うべき」「反省しない日本側も問題だけど、こういうニュースに反応しない韓国側にも問題がある」などの声も見られた。(翻訳・編集/松村)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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