地下鉄で居眠りしてしまった見知らぬ人に肩を貸した男性が話題に―中国

人民網日本語版    2022年4月23日(土) 9時20分

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もし地下鉄に乗っている時に、隣に座った見知らぬ人が居眠りして寄りかかってきたら、あなたならどうするだろうか?そのまま肩を貸すだろうか?

もし地下鉄に乗っている時に、隣に座った見知らぬ人が居眠りして寄りかかってきたら、あなたならどうするだろうか?そのまま肩を貸すだろうか?それとも軽く体を動かして起こすだろうか?もし、寄りかかってきたのがプラスチックの塗料容器を足元に置き、どろどろの作業着を着た男性だったらどうするだろうか?浙江省杭州市の弁護士・陳明傑(チェン・ミンジエ)さんは「そのまま肩を貸す」ことを選んだ。陳さんはちょっと驚いたものの、すぐにその姿勢を保ち続け、スマホを手に持ったちょっとぎごちない姿勢のまま、自分が降りる駅に到着するまで、疲れ切ってぐっすり寝てしまった見知らぬ男性に肩を貸してあげたのだった。

その様子を、向かい側に座っていた乗客がスマホで撮影し、ショート動画プラットホームに投稿すると、瞬く間に検索のトレンド入り。ネットユーザーから「いいね!」攻勢を受けた。さらに、銭江晩報は一面で「見知らぬ人に肩を貸すというのは、黙って顔色ひとつ変えずに示す善意」という見出しを付けて報道し、そのエピソードを称えた。

「見知らぬ人に肩を貸す」という善意は、冬が去り、春が到来する季節の日差しのように、人々をほっこりした気持ちにさせてくれる。黙って顔色ひとつ変えずに示すこの善意は、生まれ持った優しい人柄かもしれず、身につけた知識と教養によるものかもしれないが、陳さんは「誰もが心の声に従ってするべきことだ。私の両親もかつては労働者だったので、他人事とは思えなかった。見知らぬ人に肩を貸すというのは、心から出た善意にすぎない」と話す。

私たちは毎日生活する中で、たくさんの見知らぬ人に出会うものだ。見知らぬ人に肩を貸すという善意は、わずかな骨折りにすぎないが、黙って顔色ひとつ変えずに示すその善意は、人々の心をほっこりさせ、社会の優しさを感じさせてくれることになるだろう。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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