中高年同士の“情事商売”が出現、困惑する市民「子供の教育に悪い」―中国

Record China    2014年6月7日(土) 22時40分

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6日、黒竜江省ハルビン市を流れる松花江の川辺で、中高年女性が中高年男性相手に情事商売をし、「老いらくの楽しみ」と呼ばれている。

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2014年6月6日、新華網によると、黒竜江省ハルビン市を流れる松花江の川辺で、中高年女性が中高年男性相手に情事商売をし、「老いらくの楽しみ」と呼ばれている。

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松花江の川辺は夏の夕暮れには涼を求めて多くの市民が散歩に来る憩いの場。しかし、街路灯の光が届かない堤防の一部では、中高年女性が往来する中高年男性を相手に「お兄さん、マッサージはいかが?」などと声をかける姿が目立つ。

その脇には、一群の中高年カップルが椅子に座って抱き合ったり、太ももや胸を触ったりしている。女性はサングラスをかけたり、服で自分の顔を隠す人が多いが、男性はほとんどが人目をまったく気にせず、大胆そのものだ。

マッサージサービスは1回10元(約160円)からで、サービスの内容によって値段は異なる。ある市民は「こうしたサービスはもう何年も前から行われている。夏になると川辺でよく見られ、サービスする側と受ける側がいずれも中高年者なので、『老いらくの楽しみ』と呼ばれるようになった」と述べた。

市民の憩いの場で明るいうちから堂々と行われるこうした商売に、子供への影響を懸念する声も聞かれる。ある市民は「散歩もできやしない」と不満を口にした。中高年者同士の類似のサービスは湖南省や広西チワン族自治区南寧市にも出現している。

こうした現象の広がりについて、黒竜江大学社会学の曲文勇(チュー・ウェンヨン)教授は、「中高年層は生活が単調で、精神的な欲求が満たされていない。また、中高年女性は労働市場では弱者に属するため、需給関係を満たすこのようなサービスが生まれたのだろう」と分析した。市民らはカウンセリングや管理強化など、政府の介入を求めている。(翻訳・編集/HA)

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