サムスン、GOS問題を乗り越えシェア世界1位をキープ=ネットには「大事なのは利益」の指摘も

Record Korea    2022年4月22日(金) 7時20分

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20日、韓国・ニュース1は「サムスン電子が『GOS』問題を乗り越え、今年1~3月期の世界のスマートフォン市場でも1位を記録した」と伝えた。写真は中国のサムスン販売店。

2022年4月20日、韓国・ニュース1は「サムスン電子が『GOS(ゲーム最適化サービス)』問題を乗り越え、今年1~3月期の世界のスマートフォン市場でも1位を記録した」と伝えた。

市場調査会社カナリスによると、サムスンは今年1~3月期の世界のスマートフォン市場で、前年同期比2%増のシェア24%を記録し、1位の座を守った。

記事は「上半期フラッグシップモデル『Galaxy S22』シリーズがパフォーマンス制限問題を乗り越え、ヒットに成功した影響だ」「1月に発売された中低価スマホ『Galaxy A53 5G』も市場拡大に一役買った」と分析している。

2月に公開された「Galaxy S22」シリーズは発売直後からGOS問題が浮上した。GOSは、高性能が求められるモバイルアプリのゲームアプリを駆動する場合、機器の1秒当たりのフレームやGPUの性能を意図的に落とし、機器の状態を最適化するというGalaxyスマートフォンの基本機能。これにより、多くのアプリの性能が意図的に下げられているとされる。「Galaxy S21」まではユーザーが任意でGOSを解除できたが、「Galaxy S22」からは義務化されたため波紋が広がり、ユーザーらによる集団訴訟も起きていた。

こうした悪材にもかかわらず、「Galaxy S22」シリーズは発売から43日後の今月8日に韓国での販売台数が100万台を突破した。1日に平均2万3000台以上が売れたことになり、前作の「Galaxy S21」や19年に大ヒットを記録した「Galaxy S10」よりも早いペースだという。

なお今回の調査で米アップルは前年同期比3%増のシェア18%で2位となった。3~5位は中国メーカーが占め、小米(シャオミ、13%)、OPPO(オッポ、10%)、VIVO(ビーボ、8%)の順だったという。

この記事に韓国のネットユーザーからは「さすがサムスン」「サムスンがいなければこの国はとっくに滅びていた」「よかった。中国スマホの勢いが衰えてくれて」など喜ぶ声が上がっている。

一方で「売れたのは利益の多いSシリーズじゃなくてAやJの中低価スマホ」「安値で売り払ったからね」「販売台数が多くても意味ない。大事なのは利益だ」「高価スマホはアップルが1位なのだろう」「今後サムスンのライバルはアップルではなく中国メーカー」などと指摘する声も多数見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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