韓国から露店が消える?―中国メディア

Record Korea    2022年4月21日(木) 23時20分

拡大

環球時報は20日、韓国から20年以内に露店が消える可能性があると報じた。

2022年4月20日、環球時報は韓国の露店が20年以内に消失する可能性があると報じた。

記事は、「ソウルには昔から靴修理、新聞販売、菓子や飲料販売などを行う小さな露店が数多くあり、独特な文化的風景ともなっているが、時代の変化の波やコロナ禍による人の往来の減少を受け、閉店する店が増えている」と伝えた。

記事の筆者は会社近くの靴修理の露店を利用した際の経験について、「4平方メートル足らずの狭い空間だが臭いもなく、仕事道具がきちんと整理され、小さな扇風機で運ばれる空気が心地よかった。店主の腕前は見事で、剥がれかけた靴の底の交換が十数分で終了し、料金はたったの1万ウォン(約1000円)だった。ただしQRコードもカードも使えない」と紹介した。

また、これらの露店が姿を消していく理由について「貧しかった時代には、人々は靴を何度も直しながら大切に履いたため、靴修理の露店もなくてはならない存在だった。だが時代は流れ、靴を修理する人は少なくなった。さらに、新型コロナ感染症の影響で在宅勤務が増え、靴を履く機会が減ったことも靴修理の減少に拍車をかけた」と分析している。

さらに統計データを引用し、「今年1月のソウルの露店の数は1152軒で昨年より119軒減り、10年前に比べ39%減少した。理由の多くは経営難だが、経営者の高齢化もある。露店店主は60歳以上が86%を占め、10~20年後には露店は姿を消すだろう」とした。

また、これに対する市民の反応として、「都市の美観向上や、通行の邪魔になるなどの理由で、露店は淘汰されるべきだと考える人もいるが、独特の文化的風景が失われることを残念に思う人たちもいる」と紹介した。(翻訳・編集/田口)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携