偽運転手にヘビ騒ぎ、事件が続く台鉄―中国メディア

Record China    2022年4月21日(木) 9時20分

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19日、中国メディアの参考消息網は、台湾鉄道管理局(台鉄)で相次いで起こった事件について報じた。台湾鉄道

2022年4月19日、中国メディアの参考消息網は、台湾鉄道管理局(台鉄)で短期間に相次いで起こった事件について報じた。

記事は始めに、16日に発生した台鉄の「集集支線」で2人の高校生が運転士になりすまし、運転席に入ろうとした事件について紹介。記事によると、台湾中部の観光名所「日月潭」へ通じる路線でもある集集支線の車両内で、制服やカバンを身に着けた「見習い運転士」になりすました鉄道好きの高校生2人が、運転室への潜入を図ったところ、運転士や車掌に見破られ、未遂に終わった事件が起きた。映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」をほうふつとさせるこの事件で、オーダーメイドで製作される運転士の制服やカバンを高校生たちが入手した方法については、現在調査中だという。

記事は次に、18日に台湾の特急列車で起きたヘビ騒ぎについて紹介。記事によると、18日午前、北部の瑞芳駅付近を走行中の苗栗発、花蓮行きの自強号の12号車で全長1.5メートルのヘビが見つかったため、12号車を封鎖し、乗客を他の車両に避難させる事件が起きた。このヘビは主に中南米に生息する「ボアコントリクター」という毒を持たない種類のヘビで、約1時間後に宜蘭駅(宜蘭市)で消防隊員に捕獲されたが、当局は乗客が持ち込んだペットが逃げ出したものとみているという。自強号では、ほかにも走行中に鉄道マニアが未使用の後部車両の運転室に侵入し、写真や動画を撮影した上に警笛を勝手に鳴らした事件が発生しており、台鉄は「専用の鍵が無ければ運転室に入っても運転操作はできない」と発表、警察が捜査中だという。

記事は最後に、台鉄が韓国から高額で購入し、昨年導入したEMU900型電車の漏水や設備故障が1年間で700回に上り、安全性が懸念されていることや、21年4月に台湾東部の花蓮県で起きた特急列車「タロコ号」の脱線事故をきっかけに管理体制への批判が高まったことに言及し、「今年3月に台湾の行政院(日本の内閣に相当)が、台鉄を行政から切り離し法人化する計画を含んだ改革案を閣議決定したが、台鉄の複数の労働組合がこれに抗議し、来月1日の労働節(メーデー)にストライキを計画しており、当日は大規模運休の可能性が高い」と伝えた。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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