サムスンスマホ、インド市場での地位が揺らぐ?=韓国ネット「これからはiPhoneの天下」

Record Korea    2022年4月19日(火) 14時20分

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14日、韓国・ヘラルド経済は「中国の次はインド…米アップルがサムスンの『畑』の攻略を始めたか」と伝えた。資料写真。

2022年4月14日、韓国・ヘラルド経済は「中国の次はインド…米アップルサムスンの『畑』の攻略を始めたか」と伝えた。

記事によると、アップルは最近、インド南部のタミル・ナドゥ州に位置する富士康科技集団(フォックスコン)のiPhone組立工場で、iPhone13の生産を始めた。アップルは17年からインドでのiPhone生産を始めており、これでインド国内で生産されるiPhoneのモデルは四つ目になるという。

記事は「アップルはこれまでiPhoneの95%を中国で生産しており、iPhoneの最大生産基地は中国だ」とした上で「しかし、中国に絶対的に依存している状況で新型コロナの問題が浮上し、生産に支障を来すようになった。こうしたリスクを軽減し、生産基地の多角化を図るため、インドでの生産を選択したようだ」と説明している。

また「インドで生産したiPhoneを現地で安く販売することで市場を攻略する狙いもあるようだ」とも分析している。これはアップルが中国でiPhone13をヒットさせた戦略と類似しており、アップルは昨年、中国で従来より低い価格でiPhone13を発売した結果、10~12月期に21.7%という過去最高のシェアを記録し、中国市場シェアトップの座に就いたという。

IT専門メディア「PhoneArena」は、インドが特に、サムスン電子製スマートフォンの販売比率が相対的に高い地域であることに注目している。市場調査機関「カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ」によると、昨年10~12月期のインドスマートフォン市場におけるサムスン電子のシェアは16%だった。一時は25%に迫る勢いだったが、最近は中国製スマートフォンに押され気味だという。アップルまでインドでiPhoneを掲げて進撃すれば、「サムスンの畑」の地位は揺らぐことになると分析している。

アップルは中国依存度を下げるため、昨年からインドでの生産比率を上げている。グローバル生産量に占めるインドの割合は20年の1.3%から昨年は3.1%まで上昇したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「何もせずじっとしていたら、やられて当然だ。アップルがこうしている間、サムスンは何をしてた?」「アップルは、黙ってサムスンだけに金もうけをさせるような連中ではない。対策を考えて備えておかないと」「サムスンは値段を下げて対抗すべき。iPhoneと値段が変わらないんだったら、攻略されるのも当たり前だ」「サムスンのスマホもおしまいだな。GOS問題とか、信じられないようなことばかり起きている」「iPhone対Galaxy?相手にならないよGalaxyなんて、井の中のかわずだ」「これからはiPhoneの天下だ」などサムスンへの厳しい声が寄せられている。

一方で「サムスンは絶対に負けない。押されてもまたすぐに追いつく」「iPhoneとGalaxy、両方使ってみれば、Galaxyがどれだけ優れているか分かる。これは全世界共通の意見だよ」「サムスン頑張れ。それでもやっぱり、サムスンがいいよ」など、サムスン派のコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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