コーラ1ダースをおすそ分けしたところ、思わぬ展開に?―上海市

人民網日本語版    2022年4月15日(金) 20時50分

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新型コロナウイルス感染拡大が深刻な上海では、多くの市民が自宅待機を余儀なくされており、「一時の癒し」を与えてくれる炭酸飲料は、多くの人々にとって「貴重な贅沢品」になっている。

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新型コロナウイルス感染拡大が深刻な上海では、多くの市民が自宅待機を余儀なくされており、「一時の癒し」を与えてくれる炭酸飲料は、多くの人々にとって「貴重な贅沢品」になっている。そこから、「コーラは食物連鎖の頂点に立つ絶対的存在。どんな物とも交換可能」といったユニークなネタまで登場しているほどだ。光明網が伝えた。

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■コーラ1ダースと何が交換できる?

最近、上海浦東区のある団地で行われた「実験」の結果に、多くのネットユーザーが「ほっこりする」「なんかかわいい」というコメントを寄せている。

団地に住む男性・孫さんが11日夜、コーラ12缶を近所の人に「おすそ分け」しようと、マンション1階のロビーに置いたところ、その後数日の間に、このコーラを巡る「物々交換」が繰り広げられることとなった。

まず、1階ロビーに行ったのは男性の肖さんで、コーラ1缶を受け取った代わりに、唐辛子みそ1瓶を置いていき、微信(WeChat)のグループチャットに、「唐辛子みそ1瓶とコーラ1缶を交換しました」というメッセージを送った。続いてやって来たのは男性の毛さん。牛乳1本をコーラ1缶と交換し、「牛乳とコーラを交換しました。栄養バランスに注意しましょう」というメッセージを送った。

こうしてコーラの「おすそ分け」がいつの間にやら心温まる「物々交換」になり、野菜や肉を持ってきた人もいれば、子供のブラインドボックスを持ってきた人、さらにはイヌの紙おむつと交換する人まで現れた。

孫さんは、「微信のグループチャットで、近所のある人が『コーラを飲みたい』とつぶやいているのを目にしたので、おすそ分けしようと1ダースを持ってロビーに置いてきただけ。それが思いがけず近所の人たちがバトンをつないでくれることになり、『ミニスーパー』へと発展した」と話す。

今ではボランティア精神にあふれた住民らが、持参した棚を設置して、これらの「ミニスーパーの商品」を、必要な人がいつでも持っていけるように、生鮮食品や乾物、日用品、ドリンクなどジャンルごとに分けて並べるようになっている。この「実験結果」を見たネットユーザーからは、「新型コロナ感染が拡大する中で、みんな愛を求めている」「物々交換、愛と愛の交換」といったコメントが寄せられている。そしてネットで紹介されたこの「コーラを使った物々交換」にはネットユーザーから30万件以上の「いいね!」が寄せられた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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