大雨に見舞われた中国・上海市で、新型コロナウイルスの感染者を隔離する施設で深刻な雨漏りが発生した。中国メディアの大公報が14日付で伝えた。

上海市は13日から強風と大雨に見舞われており、すでに各種の警報が発令されている。そうした中、あるネットユーザーが同市南匯区の仮設の隔離施設で深刻な雨漏りが発生していると報告した。ネット上に掲載された動画には、隔離施設の室内で滝のような雨漏りが発生している様子が映っている。

記事によると、13日夜に防護服を着たスタッフが現場を訪れ、入居者らに雨漏りしていない部屋を手配。状況を確認し、翌日にまとめて修理することを約束したという。

この報道に、ネットユーザーからは「適当に造ったのか」「わが国のおから工事はまだ少なくないようだ」「感染した上に雨にも打たれてかわいそうに」「夜に大雨っていうのが大変だよな」といった声が上がった。

また、厳しいロックダウンが行われている上海で外出できずに物資が手に入らない窮状を訴える人が相次いでいることについて、「上海に降ったのは雨ではなく、上海人の涙、心の血だ。上海に吹いた強風は、上海人の悲鳴と怒号だ」とのコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）