ロックダウン解除の上海、市民が続々逃げ出す? 鉄道当局「ほぼ運行しておらず、厳しく制限」

Record China    2022年4月14日(木) 15時20分

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新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的としたロックダウンが解除され始めた中国・上海市で、市民が続々と他地域に逃げ出しているとのインターネット上の情報に、鉄道当局の関係者がコメントした。

新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的としたロックダウンが解除され始めた中国・上海市で、市民が続々と他地域に逃げ出しているとのインターネット上の情報に、鉄道当局の関係者がコメントした。山東省のメディア・衆報が13日付で報じた。

上海市では先月28日から続くロックダウンが今月12日以降、条件付きで段階的に解除され始めた。街中では外出を許可された人々が出歩く姿も見られるようになる一方、ネット上では「大勢の人が上海を離れようとしている」との情報が広まった。中には、上海から杭州への鉄道列車の予約票を「証拠」として投稿するユーザーもいたという。

上海市では長引くロックダウンで食料など必要な物資が手に入れられないケースや、急病人が適切な医療を受けられない状況が相次いで報告されていた。

この件について、鉄道部門関係者は「長江デルタ内の多くの列車は運行を取りやめている。その上、上海市は市外に出る旅客に厳しい制限をかけているため、大勢の市民が上海を離れるという状況は存在しない」とコメント。「上海の大部分の鉄道駅は営業を停止している。上海駅、上海南駅などは営業しているが物資の輸送が主だ。残りは上海を経由する列車で、実際には上海で乗降する旅客はほぼいない」と説明した。

ネットユーザーからは「(上海市から外に出ることについて)こういう他人を害し、自分も得をしないわがままな行為に断固反対する」「感染が拡大するので、上海人は外に出て来ないでください」「上海人は現地のコロナ対応を順守して、上海市から出ないでくれ。頑張れ」「ウイルスより怖いのは人の恐怖心。上海への物質的、精神的な支援が必要だ」といった声が上がっている。(翻訳・編集/北田

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