深センの5Gユーザーが900万人超、5G基地局の密度が中国一―中国メディア

人民網日本語版    2022年4月14日(木) 7時50分

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深セン市は現在、5G基地局を5万1000カ所設置しており、5Gユーザー数が900万人を超えている。写真は深セン市。

5G基地局の密度が中国一で、中国全土初の5Gスタンドアロンモードフルカバー都市▽5G標準必須特許件数で世界をリードし、5G産業の規模、5G基地局及び端末出荷台数が世界一。深セン市は現在、5G基地局を5万1000カ所設置しており、5Gユーザー数が900万人を超えている。5Gの普及ペースが上がり、各地で成果が出ている。

深センにある南方電網鵬城変電所は通常、深セン電網の約5分の1を担っている。かつては、設備の巡視や操作といった多くの仕事を人が現場で行う必要があり、大きな負担となっていた。5Gによるエンパワーメントにより、職員はパソコンで軽くクリックするだけで、1ミリ秒内に各種巡回点検情報を取得できる。これは実感できないほどの速さと言える。1000以上の検査項目を含む1枚の巡視リストを埋めるためには、人が巡視するなら3日かかるが、「5G+人工知能(AI)」しかかからない。

政務への応用のイノベーションが続いており、業界の優れた導入例が続々と現れている。深センは医療、交通、警務などの政務分野、超高画質動画やインダストリアルインターネットなどの業界で代表的な応用を展開し、顕著な効果を上げている。

媽湾スマート港は、5G応用の新たなベンチマークだ。媽湾スマート港は2021年11月14日に正式に開港し、粤港澳大湾区(広州仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、マカオ両特別行政区によって構成される都市圏)で初の5Gスマート港になった。同港は5G専用ネットを使い、エッジコンピューティングの配置と結びつけ、ガントリークレーンの遠隔制御、港の自動運転トレーラー、ドローン巡回点検、スマート貨物整理、スマート運営などの豊富な応用シーンを推進している。従来のばら積み埠頭から世界一流のスマート港にレベルアップした。コストが低下し、効率が向上し、毎年排出される二酸化炭素を約1350トン、一酸化炭素を約450トン、二酸化硫黄を約15トン削減する。

新世代情報技術としての5Gの革新的な応用は、深セン及び世界の感染症との戦いを支える。今回の感染対策において、5G巡回ロボット、5G+自動配送車、5G電子封印紙など画期的な技術が、科学技術による防疫能力を際立たせている。

深センでは夢が現実になろうとしている。コミュニティーの感染対策の第一線には、各種物資を輸送する自動運転車▽産業パークでは、配達に協力するスマート宅配ロボット▽公園には、手を挙げるとやって来る自動運転販売車▽「24時間警備」の5G自動運転警備車▽水面に浮くごみを探し続ける5G自動運転清掃船がある――ますます多くの応用シーンが現実になろうとしている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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