専門家が無症状感染者を指定施設で隔離する3つのメリットを説明―中国

人民網日本語版    2022年4月13日(水) 20時50分

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中国国務院共同対策メカニズムが12日に開いた記者会見で、中国疾病予防管理センターの疫学首席専門家・呉尊友氏は、無症状感染者を指定施設で隔離する3つのメリットを説明した。

中国国務院共同対策メカニズムが12日に開いた記者会見で、中国疾病予防管理センターの疫学首席専門家・呉尊友(ウー・ズンヨウ)氏は、無症状感染者を指定施設で隔離する3つのメリットを説明した。

呉氏は「まず、『無症状感染者』に対して、科学的で正確な概念を持たなければならない。無症状感染と診断された場合、その中の一部は症状を発症する前の潜伏期である可能性が高く、数日観察した後に症状を発症し、重症化する可能性さえある。そして、早期発見、治療しなければリスクが発生する。そのため、ある時点で発見された感染者はその一部であり、本当の意味での無症状感染者ではなく、症状を発症する前の潜伏期、つまり、引用符の付く、いわゆる『無症状感染者』ということになる。そのため、もし自宅隔離をさせた場合は、やはりリスクが存在することになる。それには、新型コロナウイルスを拡散させるリスクと、本人が早期発見できずに病状が悪化してしまい、治療に最適な時期を逸して、重症化したり、命に関わったりする可能性さえあるというリスクの2つとなる」と説明した。

そして、「指定施設での隔離には3つのメリットがあると言えるだろう。まず、指定施設で隔離されている無症状の人も、軽症の人も全て感染者であり、交差感染や拡散するといった問題を防ぐことができる。次に、隔離期間中、無症状や軽症の感染者も中医薬の治療を受けることができ、免疫力を高めると同時に、無症状や軽症から重症、危篤へと悪化するのを防ぐことができる。3つ目に、指定施設での隔離観察期間中、患者が重症化した場合、すぐに発見して、治療を施すことができる。そのため、軽症や無症状の感染者を発見した場合、できる限り指定の隔離施設へ移送し、隔離観察しなければならない」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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