中国でペットの猫80匹以上が相次ぎ死亡、あるメーカーのキャットフードが原因か

Record China    2022年4月13日(水) 16時20分

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中国でペットの猫が不審死するケースが相次いでおり、あるメーカーのキャットフードが原因ではないかとの疑いが浮上している。

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中国でペットの猫が不審死するケースが相次いでおり、あるメーカーのキャットフードが原因ではないかとの疑いが浮上している。中国メディアの北京時間が12日付で報じた。

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報道によると、北京市に住む徐(シュー)さんは今年2月11日、通販サイトの淘宝(タオバオ)で低評価が少なかった「信元」というメーカーのキャットフード(1月8日生産)を購入、3月の初めごろから飼い猫に与え始めた。

すると、3月25日に飼い猫に食欲不振や元気がないなどの症状が出始め、28日に動物病院を受診して検査したところ、肝臓に重い疾患があることが分かった。4月6日には失禁や呼吸困難などの症状が出たため、翌朝再び動物病院に向かったが、その途中で猫は死亡したという。

その後、徐さんはネット上で同じ「信元」の1月8日生産分のキャットフードを食べた猫に同様の症状が多発していることを発見。12日までに体調不良を起こした猫が180匹あまり、そのうち死亡した猫は80匹以上に上っていることが分かったという。徐さんは「1~2匹ならたまたまかもしれないが、100匹以上になると偶然とは思えない」と話している。

同社は問題が発生しているとされる生産分について検査を行っているとし、「問題が見つかった場合はきちんと説明をする」としている。また、淘宝の担当者は「サイト上で販売する商品については審査を行っている」とする一方、当該商品を猫に与えないよう呼び掛けることや同サイト上の他の店舗での販売を停止することについては「そこまでの権限はない」として否定的な見方を示した。

徐さんは「キャットフードの検査過程を明らかにし、メディアや第三者機関に監視してもらって、検査結果の透明性を確保してほしい。商品を購入した消費者にメーカーから連絡して、これ以上被害が出ないようにしてほしい」と語った。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では13日午後2時現在、「100匹近い猫があるブランドのキャットフードを食べ死亡か」がトレンド1位になっており、「怖すぎる」「検査結果を可能な限り早く公表してほしい」「エサがちょっとぐらい悪くなっていても動物は死なない。誰かが毒を入れたんだろう」「わが国にはこういうのを管理するシステムがない」「国内に動物保護法がないのが絶望的」「動物どころか人間の食品安全基準も相当低いからな」といったコメントのほか、「うちの猫も同じ症状が出た」との声も複数寄せられている。(翻訳・編集/北田

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