蘇州市で新たなオミクロン変異株が見つかる―中国

Record China    2022年4月4日(月) 12時10分

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3日、米華字メディア・多維新聞は、江蘇省蘇州市で新たな新型コロナのオミクロン変異株が見つかったと報じた。写真は蘇州市。

2022年4月3日、米華字メディア・多維新聞は、江蘇省蘇州市で新たな新型コロナのオミクロン変異株が見つかったと報じた。

記事は、同市が2日午後に市内の新型コロナ感染状況に関する記者会見を開き、3月10日から4月2日午後3時までの市内の累計感染者数が159人(うち無症状が156人)だったことを明らかにしたほか、3月28日に見つかった感染者の1人からオミクロン変異株のBA.1.1亜系統で、本土および輸入症例データベース、世界の新型コロナウイルスのゲノムデータへのオープンアクセスを提供するGISAIDデータベースに登録されていない新たなゲノム配列のものが検出されたと伝えた。

その上で、英保健安全庁(UKHSA)が3月25日、2種類のオミクロン株BA.1とBA.2が混合した新たな変異株XEが見つかり、すでに英国内で637人がこの変異株に感染していることが分かったとする報告を発表していたことを紹介した。

また、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が3月30日に「新型コロナウイルスは進化を続けている可能性が高い」と新たな変異株が出現する可能性に言及し、「ワクチン接種や感染によってヒトの免疫力が高まるにつれて、新型コロナウイルスが引き起こす疾患の重篤性は低下する。ただし、免疫力が弱ければ症例数や死者数は周期的なピークが出現することになる。このような状況においては、弱者に定期的なブースター接種が必要だ」と語ったことを伝えた。

さらに、同事務局長が「重篤な変異株が出現せず、ブースター接種やワクチン成分の調整を必要としないことがベスト。最も悪い状況は、発病性と感染力が強い変異株の出現であり、この状況ではこれまでのワクチン接種や感染による保護力が急速に弱まる恐れがある」とも述べたとした。(翻訳・編集/川尻

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