ノージャパンの韓国、日本産ビールを買わず日本産ウイスキーを買っていた?=韓国ネット「選択的反日」

Record Korea    2022年4月1日(金) 10時20分

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30日、韓国・ファイナンシャルニュースは「ノージャパンの影響により、韓国ではここ3年で日本産ビールの輸入量が10分の1にまで減少したが、日本産ウイスキーの輸入は3倍近く増加した」と伝えた。資料写真。

2022年3月30日、韓国・ファイナンシャルニュースは「ノージャパン(19年夏に始まった日本製品不買運動)の影響により、韓国ではここ3年で日本産ビールの輸入量が10分の1にまで減少したが、日本産ウイスキーの輸入はむしろ3倍近く増加した」と伝えた。

記事によると、18年に105万4000ドル(約1億2850万円)ほどだった日本産ウイスキーの輸入額が昨年は315万7000ドルを記録した。一方、18年に7830万ドルだった日本産ビールの輸入額は19年に3976万ドルとなり、昨年は687万5000ドルにとどまった。日本産ビールの輸入額が91%減少する間に日本産ウイスキーの輸入額は299%も増加したということになる。

記事は「日本産ウイスキーの成功には『ハイボール』が決定的な役割を果たした」とし、「韓国のハイボール市場はサントリーをはじめとする日本産ウイスキーが主導しているが、カクテルのため『日本の酒を飲んでいる』との認識が薄い」と分析している。さらに、新型コロナウイルス拡大の影響により「家飲み」が活性化したことでハイボールブームが起き、需要が爆発的に高まったという。

また、「ウイスキー市場が家飲み族の登場と共に復活し、コロナ前より活気づいていることは確か」としつつも「夜の店での売り上げが絶対的に高い韓国産ウイスキーがいまだ売り上げに浮き沈みがあること、コロナ禍でも輸入が増えているウイスキーは日本産が唯一であることを考えると、単純に市場全体の成長とみることは難しい」と指摘している。

日本産ウイスキーは、韓国のウイスキー市場で絶対的地位を確立していた韓国産ウイスキーが伸び悩んでいる間に、0.6%に過ぎなかった市場シェア(18年基準)を約7倍の4%(21年基準)にまで増やしたという。

韓国酒類輸入協会関係者は「ノージャパンの時期もコロナ禍でも日本産ウイスキーは飲食店で人気が高く、最近では家庭の需要も急増した」と話したという。

韓国のネットユーザーからは「選択的反日」「ポケモンパンだってどこに行っても売り切れ。何がノージャパンだ」などため息交じりの声が上がっている。

一方で「アサヒビールも最高」「響17年を飲んだけど、価格に劣らないクオリティーだった」「日本のウイスキーをつくる技術は認める」と評価する声や、「不買運動はしたい人だけがすればいい。人に押し付けないでほしい」との声も。

その他「サントリーのウイスキーがよく売れたのは、日本産だと気づかなかったから」「世界にはおいしいウイスキーがたくさんある。日本産を英国産や米国産に代えることは可能だ」と主張する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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