日本のある小学校が、4年間にわたって卒業生に、別の学校の校印を印刷した卒業証書を授与していたことが中国でも伝えられ、注目されている。

中国のニュースサイトの環球網は31日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）への投稿で、日本メディアの報道を引用する形で、兵庫県の尼崎市教育委員会がこのほど、市内の小学校で、4年間にわたって卒業生に、別の学校の校印を印刷した卒業証書を授与していたと発表したことを取り上げた。

そして、今春の卒業式で証書を手渡された漢字好きの児童が気付いて判明したこと、この小学校では2018年度から校務支援ソフトで卒業証書印刷を始めたが、別の学校の事例を参考にした際に誤ってその学校の校印のデータを使ったこと、2校の校名は1文字違いだったこと、卒業生には教員が家庭訪問し、謝罪した上で正しい証書を手渡す予定であることなどを伝えた。

これについて、中国のネットユーザーからは「これ本当に日本の出来事？日本人は仕事ぶりがとても丁寧と聞いていたけど」「匠（たくみ）の精神（涙）」「日本では何かやらかしたら、頭を下げて謝ればそれで済むらしい」「紅豆泥（本当に），斯密馬賽（すみません）」「果［口羊］那塞（ごめんなさい）」などの反応が見られた。（翻訳・編集/柳川）