日韓関係に期待示した韓国次期大統領、わずか1日で状況一変?=韓国ネット「始まりにすぎない」

Record Korea    2022年3月30日(水) 13時20分

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30日、韓国メディア・韓国日報は「日韓関係に自信を示した尹錫悦次期大統領が、わずか1日で日本から不意打ち攻撃を食らった」と伝えた。写真は尹氏。

2022年3月30日、韓国メディア・韓国日報は「日韓関係に自信を示した尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が、わずか1日で日本から不意打ち攻撃を食らった」と伝えた。

記事は、文部科学省が29日に発表した来年度の高校の歴史教科書の検定結果について「日本の歴史美化が露骨で、歴史が歪曲(わいきょく)を超え“消去”されている」と指摘し、「尹氏は28日に駐韓日本大使と会談し、未来志向的な日韓関係への期待を示していたが、わずか1日でその希望は消え去った。関係改善はおろか、さらなる状況悪化を心配しなければならない状況に置かれてしまった」と指摘している。

記事は教科書の内容について「昨年に比べて韓国関連の歪曲がはるかに深刻化している。『日本軍(または従軍)慰安婦』や『強制連行』の表記からそれぞれ『日本軍』『強制』の表現が削除された。昨年の教科書は強制性を認めていたが、今回は日本軍の関与や強制性を表す記述がない」と説明し、「これは『河野談話』で日本政府が自ら認めた過去を完全に覆すものだ」と批判。その上で「歴史教科書をめぐる波紋は、日韓関係復元を全面に押し出す尹次期大統領にとって相当な悪材となる」としている。

尹氏は「日韓共同宣言の継承」や「日韓首脳シャトル外交の復元」などを日韓関係改善策として提示しているが、他の外交安保公約に比べて「具体性に大きく欠ける」と指摘されているという。記事は「一歩間違えれば現政権よりも改善策探しに苦労するかもれない」と懸念を示している。

ある外交消息筋は「文在寅(ムン・ジェイン)政権も日韓関係改善に向け努力しなかったわけではない」とし、「慰安婦や強制徴用など長年の問題に加え、新たな問題も頻繁に出てくるため、新政権が北朝鮮という共通の関心事だけに頼って状況を逆転させられるかは未知数だ」と話したという。

これに韓国のネットユーザーからは「尹氏が『日本についていきます』と頭を下げたから、日本が動き出したのだろう。今回のはまだ始まりにすぎない。この程度で驚いていたらこれからどうする?」「信じていた日本に裏切られた。これでも尹氏は未来志向的に進もうと言うのか?」「尹氏に投票した人たちはこの状況を予想できなかったの?。韓国の大統領を選んだのではなく、日本植民地総統を選んだんだよ」「中国には経済報復を準備され、北朝鮮にはミサイルを発射され、日本には裏切られ…」「尹氏に聞きたい。独島(竹島の韓国名)はどこの領土かと」など、次期政権への不安の声が殺到している。(翻訳・編集/堂本

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