インドがロシアの原油を「爆買い」、3月だけで昨年の半分の量に―米華字メディア

Record China    2022年3月30日(水) 15時20分

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28日、米華字メディア・多維新聞は、インドがロシアからの原油購入を加速させており、3月だけで昨年の半分に当たる量を輸入していると報じた。

2022年3月28日、米華字メディア・多維新聞は、インドがロシアからの原油購入を加速させており、3月だけで昨年の半分に当たる量を輸入していると報じた。

記事は、石油関連調査会社のケプラーによるデータとして、今年3月始め以降ロシアからすでに約600万バレルのロシア産原油がインドに向けて輸送されており、4月初めにインドで積卸しが行われる見込みだと紹介。ケプラーのチーフアナリストであるマット・スミス氏によれば、昨年1年間にロシアからインドに輸送された原油は1200万バレルであり、昨年12月から今年2月末までの間はロシアからインドへの原油輸送は見られなかったことから、年間輸送量の約半分もの原油が3月の間にロシアからインドに輸送されていることを説明したと伝えている。

その上で、ロシアが2月24日にウクライナへの軍事侵攻を開始して以降、世界の原油市場では供給の逼迫(ひっぱく)に対する懸念が強まり、原油価格が高騰していることに言及。アナリストや一部メディアの報道として、インドはロシアから20%程度、現在の原油価格に基づくと1バレル当たり20ドル(約2500円)あまり安い価格で大量の石油を購入していると見られると紹介した。

国際エネルギー機関(IEA)のデータによれば、ロシアは1日当たり約500万バレルの原油を輸出し、米国サウジアラビアに次ぐ世界第3位の産油国、サウジアラビアに次ぐ世界第2位の原油輸出国である。(翻訳・編集/川尻

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