ファーウェイが29%減収・純利益76%増―研究開発には今後も資金投入などで注力

Record China    2022年3月29日(火) 9時20分

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ファーウェイは28日、2021年12月期の決算発表会を行った。売上高は前年比28.6%減で純利益は同75.9%増だった。孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)は、財務面の強化が進んだなどと説明した。

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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は28日、広東省深セン市内で2021年12月期の決算発表会を行った。売上高は前年比28.6%減の6368億元(約12兆3500円)だったが、純利益は同75.9%増の1137億元(約2兆2000億円)だったとした。発表会に出席した孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)は、財務面の強化が進んだと説明した。

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■売上高は減少したが財務構造の改善などで純利益がアップ

営業利益は前年比67.5%増の1214億元(約2兆3500億円)だった。営業利益率は前年の8.1%から19.1%に上昇した。一方で、販売管理費は前年比8.2%減の1042億元(約2兆200億円)だった。孟副会長は、キャッシュフローなどを見ても同社の財務構造は改善されたと説明。そのため、同社が特に力を入れている研究開発に、今後も長期にわたって十分に力を入れられると述べた。

同社は売上高の10%以上を研究開発費に充てることにしている。2021年における売上高に対する研究開発費の比率は22.4%で、20年の15.9%よりも6.5ポイント上昇した。発表会に出席した孟副会長と郭平輪番会長は共に、高い技術力を維持して顧客に選んでもらえる製品やソリューションを提供してこそ、企業として生き残れるとの考えを示した。

ファーウェイは株式を上場せずに、社員持株制度を採用している。郭輪番会長は、同社が株主の利益でなく、顧客の利益を最優先できるからこそ、研究開発に巨額をつぎ込むことができると説明した。ファーウェイは現在、研究開発費の規模が世界第2位の企業とされる。

■研究開発の推進のために人材の確保を特に重視

研究開発に関連して、ファーウェイが重視しているのが人材の確保だ。同社は過去2年間で2万6000人を採用したが、その中には同社が「天才少年」と呼ぶ「特に若手で特に優秀な研究者」が300人含まれる。

またファーウェイは国内だけでなく、世界各地で優秀な人材を求めている。特に優秀な人材ともなれば、先進国企業も加わっての「獲得競争」になる。郭輪番会長によると、特にトップレベルの人材を「魅了する企業でありつづける」ことを心がけている。同社は特に優秀な人材に対しては高額な報酬を用意することで知られるが、それだけでなく、オープンな環境で研究者にとってのコミュニケーションの場にもなる施設を設けるなどもして、研究者にとっての同社の魅力を向上させているという。

■低迷した消費者向け製品だが、新シリーズでは売上高が前年比30%増

ファーウェイは、売上高の規模が縮小した主たる原因を、消費者向け製品の売上高が低下したためと説明した。大きな原因としては、米国が部品に対する輸出規制を含めファーウェイに対する圧力を強めてきたことがある。一方で、中国ではスマートフォンやPCなどが十分に普及して、新規購入が鈍ったことも関係しているという。ただし、新たなシリーズとして市場投入に力を入れたウエアラブル製品やスマートモニターなどは売上高が前年比30%増と、好調だったという。

ファーウェイによると、ウエアラブル製品はユーザーが自らの健康を管理するための重要なツールと考えている。今後も医療機関と提携するなどで、関連製品の健康管理機器としての有用性をさらに向上させていく考えだ。

なお、ファーウェイが行った21年12月期の決算発表会は、日本をはじめとして世界各国に設けられた会場などにもオンライン中継された。(翻訳・編集/如月隼人

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