ロシア外相が31日に訪中、目的はアフガン周辺国外相会議だが注目されるウクライナ関連

Record China    2022年3月27日(日) 21時40分

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ロシアのラブロフ外相が31日に訪中する。写真は2月上旬に訪中して、中国の王毅外相と会談した時の写真。

米国華字メディアの多維新聞は25日、ロシアのラブロフ外相が31日に中国を訪問すると伝えた。公式発表によるとアフガニスタン周辺国外相会議に出席するためだが、記事は、ウクライナ問題を巡る北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開催されたのと同じ日の訪中発表だったことに注目した。

ロシア外務省のザハロワ報道官は24日、ラブロフ外相の訪中は31日に中国を訪問してアフガニスタン周辺国外相会議に出席すると発表した。同会議には、アフガニスタンを支配するタリバンの代表も出席するという。

ザハロワ報道官がラブロフ外相の訪中を発表した24日は、米国のバイデン大統領がNATO首脳会議、主要7カ国(G7)首脳会議、EU首脳会議に参加した日だった。バイデン大統領は各会議などで、西側が一致団結してロシアを制裁することや、ウクライナを強く支援することを強調した。

NATO首脳会議後に発表された共同声明は、ウクライナへの軍事支援を継続し、スロバキア、ルーマニア、ブルガリア、ハンガリーに新たに4つの戦闘群を配置することなどを盛り込んだ。声明はまた、中国を名指しして圧力をかけ、「中国を含むすべての国は、いかなる方法でもロシアの戦争努力を支援せず、ロシアの制裁回避に寄与するいかなる行動も避ける」よう求めた。

バイデン氏はブリュッセルで行った記者会見で、ウクライナ問題における中国の立場について、「私の見方では、中国は自国経済の将来がロシアよりも西側に関係していることを認識している。中国政府が(ロシア支援に)参与しないことを望む」と述べた。(翻訳・編集/如月隼人

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